名言大学

愚者の敵は、
己れをほめそやす者なり。

裏切り者は、
彼らが利益を与える人達からさえも憎まれる。

悪しき平和は戦争よりも悪い。

民衆というものはいつも政変を待ち望みながら、
しかもそれを恐れているのだ。

戦争も、
悲惨な平和よりはまし。

ある事をこちらが気にもとめなければ、
それでその事は力を失う。
ある事に腹を立てるというのは、
それが事実だと認めたしるしで・・

他人の恩義は、
そのお返しができると思っているうちは嬉しいが、
到底その力もないとなると、
感謝より憎悪で報いたくなるもので・・

咎められて立腹するのは、
相手の言い分をもっともだと認めることになる。

一般に我々は、
人の怒りを買おうとしてよりも、
人に恩を売ろうとして、
いっそう多くの罪を犯すのである。

他人を軽蔑することならば喜んで聞く人間多し。

繁栄は人間の心にとって、
不運以上に厳しい試練である。
人間は不幸に堪えられても、
幸福には腐らされる。

名声への野望は、
賢者でさえ、
一番最後に断念するものである。

後世は、
各人に対して、
その人相応の敬意を払ってくれる。

昔は犯罪によって苦しみ、
今日は法律によって苦しむ。

最も激しい憎しみは親戚の間におけるものである。

名声は鼻であしらえ。
そうすれば、
評判が上がる。

勇気あるところ、
希望あり。

人間は地位が高くなるほど、
足もとが滑りやすくなる。

国が腐敗すればするほど法律が増える。

コルネリウス・タキトゥス(Cornelius Tacitus, 55年頃 - 120年頃)は、帝政期ローマの政治家、歴史家。個人名はプブリウス(Publius)ともガイウス(Gaius)ともいわれるがどちらかは不明で、通常は個人名を除いて表記される。サルスティウス、リウィウスらとともに古代ローマを代表する歴史家の一人であり、いわゆるラテン文学白銀期の作家として知られる。その著作では、ローマ皇帝ティベリウス・カエサルの治世中にユダヤ総督ポンテオ・ピラトがイエス・キリストを処刑したことも書いている。