名言大学

厳密でない証明は、
たわごとにすぎない。

数学は、
絵画や音楽から得られる楽しさに似た楽しみを、
数学通の者たちに与える。
(中略)この喜びを十分に感じる特権は、
選ば・・

直観がなかったら、
幾何学者は、
アイデアを持たず文法に縛られた作家のようなものだろう。

数学は頭脳のあらゆる創造物の中でも、
外からの借り物が最も少ない。

理性の活動領域は、
矛盾がすべて回避されなくてはならない、
という以外になんら制限されていない。
しかし、
理性の能力は経験か・・

外界の存在を忘れてしまった純粋数学者は、
色や形を調和よく組み合わせる能力はあるのに、
モデルを失った画家のようなものだろ・・

我々自身、
有限の存在であるので、
有限の対象しか扱うことができない。

数学の才能は、
確実な記憶力あるいは申し分ない注意力に帰せられるべきであろう。
この特性は、
(中略)チェスの棋士の能力に似・・

真なるもののみが愛すべきものである。

どんなおしゃべり屋も、
一生の間に10億語以上の言葉を発することはないだろう。

数学教育の主な目的は、
頭脳のある種の能力を開発することであるが、
また、
そうした能力の中で、
直観力は決して価値の低いもの・・

もしも数学の本質を短くひと言で定義しようと思うなら、
それは無限についての科学だと言わなければなるまい。

現実の無限大というものは存在しない。
我々が無限大と名づけているのは、
それまでにどれだけ作られたかに関わりなく、
次々と新・・

論理によって証明し、
直観によって考え出す。

論理学が我々に語るのは、
たとえば、
これこれのやり方では障害に出会わないと確信してよい、
ということであって、
どういうやり・・

すべてを疑うか、
すべてを信じるかは、
二つとも都合のよい解決法である。
どちらでも我々は反省しないで済むからである。

数学者は自分の取り組んでいる問題がどのようなところで役立つかというようなことを考えながら研究する必要はない、
自然はいつ・・

人が事実を用いて科学を作ろうとするのは、
石を用いて家を造るようなものである。
事実の集積が科学でないことは、
石の集積が家・・

成功の栄冠をあこがれる事はとがめるべきでない。
ただ、
栄冠にだけあこがれてその日を空費することこそ、
とがめられるべきであ・・

ジュール=アンリ・ポアンカレ(Jules-Henri Poincar、フランス語: ( 音声ファイル)、1854年4月29日 - 1912年7月17日)は、フランスの数学者、理論物理学者、科学哲学者。数学、数理物理学、天体力学などの分野で重要な基本原理を確立し、多大な功績を残した。フランス第三共和制大統領・レーモン・ポアンカレは従兄弟。ナンシー生まれ。