名言大学

コミュニケーションという領域は、
新卒で博報堂という広告会社に入ってから仕事上でも1番大事にしてきたテーマだった

これ以上、
手を動かせなくなって来てしまと電動車椅子に乗れるのも限られた期間かもしれません

日々身体的な制約が増え、
声を出すことも、
呼吸することもどんどん難しくなり、
常に新たな限界が目の前に突きつけられています

ためらいや遠慮を捨てる必要がある

神様という存在がいるのであれば、
「おまえ、
この分野にイノベーションの風を起こせよ!」と僕に使命を与えたんじゃないか

これまで当たり前にできていたことができなくなっていくのは、
自分らしさを失っていくような不安や寂しさ、
歯がゆさを伴う

明日、
今日と同じ状態が保ててるかなって、
毎晩寝る時、
不安になります

一瞬一瞬が常に真剣勝負という意識は強く持つようになりました

今の時代は、
チーム戦でこそ生きる

自分の体で最後まで動かせる場所があれば、
そこを拡張していけばいい

僕は「クレイジー」といわれる人間になりたいとずっと思ってきた

障がい者のイメージやレッテルがとても強いので、
ボーダレスな社会にしていくためのソーシャルアクションを続けていきたい

僕はハンディがある人ができること、
その可能性を拡げたい

僕達は、
ALSの患者さんやハンディキャップを抱えた方たちの可能性を、
補完ではなくいかに拡張できるかということをテーマにしています

昔から僕は、
写真や映像を撮ることが好きでした

人は誰しも有限な時間の中で生きている

今自分にできることを、
日々全力でやっています

障がい者だから評価されるのではなく、
どのようにしてみんながワクワクする体験を作るかということを目指しています

人と人とのコミュニケーション、
先進のテクノロジー、
この二つの力を駆使して、
障害を抱えた人も、
そうでない人も、
もっと生きやすくしていく

身体的、
社会的な制約が、
新たなプロダクトの改良やテクノロジーの進化につながるということが多いです

ALSという病気を憎んだり、
こんな境遇になった自分の人生に希望を失ってしまったりするのではなく、
「ALSと共に生きる」ことにした

僕の幼少期は、
映画に育てられたと言っても過言ではないくらい、
L.A.で本当にたくさんの映画を観て育ちました

挑戦を形にするためにはテクノロジーが必要ですが、
もう一つ大切なものが仲間の力です

僕自身、
発症してから約5年経ちますが、
平均的な余命は3年〜5年と言われていて、
世界に約35万人、
日本では約1万人の仲間がこの難病と闘っています。
未だに、......

多くの人は、
障がい者とどう接していいのかがわからない。
健常者だった僕は双方の気持ちが分かるので、
できるだけ自分から場をリードするよう心がけています

人間って、
自分自身が嬉しいと思うことよりも、
誰かを嬉しがらせることができた時のほうが、
喜びが大きい生き物なんじゃないかと思います

何もないところから、
行動を起こすことで小さな何かを生み出していくことができる

「何を着るか」は、
その人の生き方を左右するほど重要だと僕は考えています

僕が洋服への興味に目覚めたのは、
高校時代

自分の意思で自由に動ける、
活動できるって、
人間としてものすごく幸せなこと

平成の次の時代はテクノロジーを使って、
どんな人でも自由に表現を楽しむ時代が来る

夢中になって取り組んだこと、
そこで得たものは、
絶対に無駄になりません

軋轢を恐れてしまうと、
悩み抜いて本質的な答えを出すことがないままプロジェクトが進んでしまう

発症は2013年の10月頃、
異変は左手の握力の低下から始まりました

ALSという病気になったからといって、
僕という人間の中身は変わらない

「好き」を推進力として邁進する

僕は健常者であったときよりも今のほうが、
発想が豊かで柔軟になっている

僕が夢見ているのが、
健常者と障がい者という垣根のないボーダーレスな社会

ビジョンを持つというのは、
先のことが見えやすくなることにつながる

広告会社っていうのは本当に自分の“天職だなって思えるぐらいにチャレンジングな環境

人は信頼し合える仲間となら、
希望ある未来を切り拓ける

自分の好きなことをとことん突き詰めていくことって、
すごく大事

僕が行動し続けることの大切さを感じるようになったのは、
スティーヴン・ホーキング博士の存在が大きいです

ALSのような難病の苦しさは、
病気そのものだけではない。
 自分自身の人生観、
死生観から、
家族への思い、
介護問題まで多岐にわたる。......

好きという自分の気持ちを大切に

何かをやる前に「できっこない」「こんなの無理に決まってる」なんて諦めてはダメ

チャレンジを続けてる瞬間が、
1番生きていることを実感できる時

クリエイティブの力で、
ALSに対する認知と理解を広げていきたい

1986年ロサンゼルス生まれ、東京育ち。難病ALS患者。一般社団法人WITH ALS代表理事、コミュニケーションクリエイター、EYE VDJ。また、(株)REBORNにて、広告コミュニケーション領域における、クリエイティブディレクターを兼務。過去、(株)博報堂で「メディア×クリエイティブ」を武器に、さまざまな大手クライアントのコミュニケーション・マーケティングのプラン立案に従事。2013年26歳のときにALSを発症し、2014年27歳のときにALSと宣告を受ける。世界中にALSの認知・理解を高めるため「WITH ALS」を立ち上げテクノロジー×コミュニケーションの力を駆使した啓発活動を行う。『KEEP MOVING 限界を作らない生き方』が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

本・作品