名言大学

道は近しといえども、
行かざれば至らず。
事は小なりといえども、
為さざれば成らず

その子を知らざれば、
その友を視みよ。
その君を知らざれば、
その左右を視よ

終身の楽しみありて一日の憂いなし

上学は神で聴き、
中学は心で聴き、
下学は耳で聴く

素晴らしい人間性というのは、
その人間が後天的に、
努力によって身に付けていくものである

死を軽んじて暴なるは、
これ小人の勇なり。
死を重んじ、
義を持たしてたゆまざるは、
これ君子の勇なり

小人の学は耳より入りて口より出ず

学問は飛耳長目の道

原、
清ければ則ち流れ清く、
原、
濁れば則ち流れ濁る

人の性は悪にして、
その善なるは偽なり

勝に急にして敗を忘るるなかれ

自ら知る者は人を怨まず

治人有れども、
治法無し

信を信ずるは、
信なり。
疑を疑うも、
また信なり

流言は智者に止まる

人の生や群すること無き能わず、
群して分無ければ則ち争い、
争えば則ち乱れ、
乱るれば則ち窮す

是是非非(ぜぜひひ)

富を欲するか、
恥を忍べ、
傾絶せよ。
故旧を絶ちて義に背け

青は藍より出でて藍より青し

我に諂諛(てんゆ)する者は吾が賊なり

事は悔い無きに至りて止み、
成は必すべからず

君子は物を役(えき)し、
小人は物に役せらる

我を非として当たる者は吾(わ)が師なり。
我を是として当たる者は吾が友なり

吾の短なる所を用いて、
人の長ぜる所に遇(あた)ること無かれ

疑を以て疑を決すれば、
決必ず当たらず

人の本性は不定なり。
一つの所を渦まく水のごとし。
東の方へ切り開けば水は東方に流れ、
西方に切り開けば西方に流る

公(こう)は明(めい)を生ず、
偏りは闇を生ず

教え、
之をして然(シカ)らしむるなり

聞きかざるは之これを聞きくに若しかず。
之これを聞きくは之これを見みるに若しかず。
之これを見みるは之これを知しるに若しかず。
之これを知しるは之これを行おこなうに若しかず。
学がくは之これを行おこなうに至いたりて止やむ

迷う者は路を問はず、
溺るる者は遂を問はず、
亡人は獨を好む

千歳を観んと欲すれば則ち今日を審らかにせよ

およそ人の患(ワズラ)いは、
一曲に蔽われて大理に闇(クラ)きに在り

人の本性は、
その本性に従えば譲らず、
譲れば本性に逆らう。
それゆえ、
人の本性が悪になることは明白であり、
善は後天的な仕業なり

人心は譬えば、
槃水の如し

名を盗むは、
貨を盗むに如かず

道に従いて君に從わず、
義に従いて父に従わざるは、
人の大行なり

是を是とし非を非とするは、
之を智と謂い、
是を非とし非を是とするは、
之を愚と謂う

古(いにしえ)は刑罪に過ぎず、
爵徳に踰(こ)えず、
故に其の父を殺して其の子を臣とし、
其の兄を殺して其の弟を臣とす

学は以って已むべからず。
青は之を藍より取りて、
藍より青し

故(なに)か蔽(へい)を為す。
欲蔽を為し、
悪(お)蔽を為し、
始蔽を為し、
終蔽を為し、
遠蔽を為し、......

知らざれば則ち問い、
能わざれば則ち学び、
能ありと雖も必ず譲り、
然る後に徳ありとなす

雩(う)して雨ふるは、
何ぞや。
曰く、
何も無きなり。
猶お雩せずして雨ふるがごときなり

其の固塞は険に、
形勢は便に、
山林・川谷は美に、
天材の利は多し、
是れ形勝なり

庶人なる者は水なり、
水は則ち舟を載せ、
水は則ち舟を覆す

人を相するは、
古(いにしえ)の人有ること無きなり、
学ぶ者は道(い)わざるなり

青は之を藍より取りて、
藍よりも青く、
氷は水之を為して、
水よりも寒(つめた)し

義を先にして利を後にする者は栄え、
利を先にして義を後にする者は辱(はずか)しめらる

君子は居必らず郷(きょう)を択び、
遊ぶに必ず士に就く

蓬(ヨモギ)、
麻中(マチュウ)に生ずれば、
扶(タス)けざるも直(ナオ)し

自分ひとりの時間に何をしているか、
自分だけが知っている。
その一人のときにどんな思いを持っているか、
それがその人の運命を決めていく

荀子(じゅんし、紀元前298年(紀元前313年?) - 紀元前238年以降)は、中国戦国時代末の思想家・儒学者。諱は況。尊称して荀卿とも呼ばれる。漢代には孫卿とも呼ばれた。