名言大学

「できない」と道を自分で狭めていくよりも、
柔軟性を持って考えていこうと思っています

今もまだ子供の手が離れないといえば離れない時期です。
でも、
復帰をためらって、
後悔するのは嫌だし、
ほんとうはあのときやりたかったのに、
といつか子供のせいにしてしまうのもかわいそうです。......

4年間、
オリンピックを考えない日はなかった

カーリングはすごくマイナーなスポーツで、
「あんなのスポーツじゃない」とか、
中傷する話も耳にしていました。
自分はプライドを持ってカーリングをやっている。
そう言われるのが悔しかった

不安がないわけじゃないけれど、
不安なんかよりも大きな気持ちがある。
自分にプレッシャーかけながらカーリングやる日が来るというより、
カーリングができるんだっていうわくわくする気持ち

私たちのことをパイオニアと言う方もいらっしゃいますが、
自分の中ではそういう意識はありません

出産直後、
考えたことがあるんです。
こんな痛い思いに比べたら、
カーリングのしびれる一投なんて痛くもかゆくもないんだ、
だから海外の選手はみんな強いのかなって

このチームを五輪の舞台に立たせられるよう、
私がしっかり決める

自分一人で追っている夢ではないことは分かっている

王手とか意識せず、
1戦1投に集中すれば、
いい結果につながる

私たちの経験がどこまで通用するか、
恐ろしくもあり、
楽しみでもある

実力以上のものを発揮しないと世界では戦えない。
みんなの力を引き出しつつ、
私がフィニッシュできるよう戦う

あらゆる出来事が再出発のためだった

トリノを目指した4年間に、
次のバンクーバーは目指さないということは決めていましたが、
復帰することも頭に描いていました。
トリノからバンクーバーまでの4年間で結婚したことは必然的なものだったと思います。
選手は人生の分岐点が必ずオリンピックイヤーとは重なってくるんです

先駆者というよりも、
アマチュアスポーツのトップの大会であるオリンピックに出場するだけでなく、
いい結果を出したいと思って、
20年以上戦ってきました

自分の好きなカーリングをずっと続けているだけなんです

何かをやりたいと思うんだったら、
自分から一歩を踏み出さないと何も道は開きません

スキップは、
勝ったり負けたりするのもすべて責任にがかかってくる立場です。
最後の一投まで、
試合がどうなるかわかりませんから、
私も親孝行しているのか親不幸しているのかわからないぐらいなんです。
だから、......

息子がやりたいと行ったら、
どんな小さな大会でも行ってしまうでしょうし、
ハラハラドキドキして、
試合を見ていられないかもしれませんね

もし、
子どもが熱でも出したら、
どんな状況であっても、
子どもを優先しなければいけない。
それが母親ですから

好きなことをやらせてもらっている立場なので、
できる限りの家事・育児をこなした上でのカーリングだと思っています

料理ももちろんやっていますけど、
もともと得意な方ではなくて。
今はネットのレシピのような便利なものがありますが、
旦那には本当に助けてもらっています

合宿や遠征に行っている時の方がチームにも甘えられるし、
助けてもらえることが多いですから

実はカーリングしている時よりも、
主婦業の方が大変なんです(笑)

私自身は、
妻であり母になりましたが、
選手として上を目指したいという気持ちは、
今も昔もまったく変わらないものです。
ただ、
環境がよくなったことで、......

カーリングで上を目指す選手は、
大学でもカーリングができたり、
企業がスポンサーになってくれたりすることで、
以前よりもカーリングに打ち込めるようになりました

トリノ五輪の時、
チーム青森でオリンピックを目指していた頃を思い返すと、
生活面も含めて、
一杯一杯で戦っていました。
その時から比較すると、
カーリングができる環境が格段に良くなっています

自分たちの求めているものはとても厳しいものではあるけれど、
4年間の中で、
現実的な目標を持って戦っていくようになるんです

オリンピックは、
最初夢とか憧れとかいう次元のものです。
それが戦っていく内に、
現実的な目標に変わる瞬間があるんです。
その時に次のステップを踏み出そうという意識に変わっていって、
こうして復帰したり、......

勝った時、
私、
ガッツポーズとかしちゃってるんですよね

あの時の痛みに比べれば、
どんなミスや失敗でもクヨクヨしちゃいけないんだなって。
気持ちの切り替えは、
すごく上手になりました

吐くような(笑)。
すごい厳しかった。
でも追い込みたいとトレーナーさんにお願いしたから、
私と船山さんはどの選手よりもやったと思います

ペラッペラだった

2010年のバンクーバー五輪を見ていた時、
プレーをしていたい、
選手に戻りたいと思いました

『このショットが決まったら子供が喜ぶ』とか、
プレー中は一切考えません

子供の顔が浮かぶのは、
試合が終わってから。
だから勝った瞬間に感情が爆発しちゃうんですよね

メダルという言葉は簡単に口に出せるものではないということは、
五輪を2度経験しているのでそう思います

出産を経て肝が据わってきた

出産を経験すると、
なんでも乗り越えられるんじゃないかとは思います

こうなりたい、
こうやりたいと思うことがあれば、
自らの意思で踏み出すこと。
そうすれば後悔することなく、
目標に向かっていけると思います

自分で決めた道を進めば、
何かあった時も自分が選んだ道だと信念を持つことで、
きっと乗り越えられると思うんです

もし、
誰かに背中に押されて始めてしまったとしたら、
挫折した時に誰かのせいにしてしまうことがあるかもしれません

全勝か、
全敗か

戻ってきたぞ

こんなに早く戻れるとは思っていなかった

カーリング(でクールダウン)!

何センチかのわずかな差。
4強とは、
スキップの差と実感した

幸せな五輪参加だった。
今後のカーリング人生につなげていきたい

嫌だな。
本当は泣きたくなかった

五輪の舞台で戦えたのは本当に嬉しかった