ぼくがマンガを見て美しいと思う要素の中に、空白の美しさというものがある

人間に振り回され、人間に感動し、人間にぐったりして、人間に疲れきって、人間にあきあきし、人間に癒されて、そしてまた人間に勇気づけられ、人間に救われながら、今日もジェットコースターのような一日だった

生命はあらゆる財宝の最高とす。そして最高の悪は死とす。

私個人のお金は、死ぬまでにすべてを寄付に充てたい

ぶきっちょな私は人の二倍、三倍努力しないと腕は磨けないと思いましたから必死でした。夜中までバリカンやハサミをいじっていたので睡眠時間は三、四時間。でも、それを辛いと思ったことは一度もありません

成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない

幸せは、見えなくて良いんだ。感じるものなんだ

愛なくて人は生きねばならなかったら、人生は遂に地獄のなかの地獄である。

究極的には、われわれの人生において対人関係以外の問題はないように見える

６０歳ぐらいのころ、ちょっと心臓の存在を感じるようになって、東京で３本指に入るという心臓のお医者さんに診てもらったことがあります。お医者さんが、「講演旅行などとんでもない。年寄りらしく庭で草むしりでもしてなさい」とおっしゃるので、「どうせ心臓が悪くて死ぬのなら、もっと仕事をしてやれ」と思って、仕事を倍に増やしたことがありました。そうしたら、私は死ななかったのに、そのお医者さんが亡くなってしまいました

私は勝負師です。勝負に徹して選手を勝たせないと、選手に教えている教育者の理屈が通らない。「人間は理屈をこねずにやればうまくなる。だから自分の才能を信じなさい」といいながら、選手が負けていたら私の理屈が通らない

「したいことをする」それはとても素晴らしい生き方です。そんな自由な社会であることは喜ぶべきことです。しかし「したいことをする」ことと「やりたい放題やる」ことはまったく違う。「したいこと」の質が問われている。今はそういう時代かもしれません