決して羽振りの良い男の運命を、幸せと考えてはならない。その一生がつつがなく過ぎて、その道程を終えるまでは。

存在者の存在に応えて語ることが、哲学である。

男子の志は、簡明直裁であるべきだ

私は、少なくとも自ら知らぬことを知っているとは思っていないかぎりにおいて、あの男よりも知恵の上で少しばかり優っているらしく思われる

ナニ、忠義の士といふものがあつて、国をつぶすのだ。己のやふな、大不忠、大不義のものがなければならぬ

人と人との間に起こる問題のほとんどは、誰しもがまず他人を変えようとするところから発生するのです。

夫婦は恋にあらざること云(い)うまでもなし。夫婦は恋の失敗者と失敗者とを結び合せるものなること、また云(い)うまでもな・・

貝殻をひろうように、身をかがめて言葉をひろえ。

生命というものは、その時々の状態によって説明されるものではない。その歩みによって説明されるものだ。

賢者は一般の人々の愚考を寛大に見逃すべきにあらず。なんとなれば、両者ともに損なわれるからなり。すなわち、前者の威厳は滅・・

いい男の条件の一つは、「格好をつけ、やせ我慢ができる男」である。例えば、ひとりの女を心の底から愛しているとする。だが自・・

一番の獣が一番賑やかなところに住んでいる。