最後のギリギリのところで、孤独感と好色が、ただ二つだけ残されて、めざましく併存するということは、人間の孤独感というものが、人間を嫌うことからこずに、人間を愛することから由来していることを語ってくれているように思う

現象を自分がどうこうするのではなく、感情の部分をコントロールできるように「私」を作り上げていくと、生きるのが楽になります

どうしてあんな女に引っかかったのか、よく考えました。マスコミや政財界に顔がきいて、ヨーロッパ社交界で人気があって、大富豪に愛されている。『そんな人が岩井志麻子のスタッフをするわけがない』と思い至らないのですから、自分は特別だとうぬぼれていたわけです

後になって償えないこと、克服できないこと、乗り越えることができないことは存在しない。

「怒り」をコントロールできない人は、他のあらゆる事もコントロールできない。怒り方の下手な人は、やはり人づきあいも下手で、トラブルが多い

友情は人生のワインだ。

私は常にニ年先のことを考えて生きている

もし、知識を、「ほんとうの知識」として獲得できるとすれば、知識を獲得することが同時に反知識、非知識、あるいは不知識というものを包括していくことなんです

結婚生活をいくらでもほめたたえてよい。しかし自分自身は独身でいたまえ。

やる価値のあることなら、たとえ最初は下手であっても、やる価値がある

（出版社のために他の挿絵の仕事ができるかどうか尋ねられて）他の方々の本の挿絵についてですが、それをすると、私自身の本を仕上げられなくなると強く感じています。ストーリーを作るのは、いくらでも楽しいのですが、絵を描くのはとても遅く、苦労しますので、私の創作生活の終わりには、きっと私自身のお気に入りが未完成で残っているはずです。短くても長くても

私たちは、「お金がないから」とか、「時間がないから」という理由で、いろんなことをあきらめています。でも、お金がなくても旅行することはできますし、新しいことを学ぶこともできます。大切なのは、どうしてもやりたいという情熱と、それをする方法を思いつく想像力です