我々のうちに存在するものは全て同一である。生と死、醒と睡、若と老。

シンプル人生は、「たとえ所得は少なくとも、好きな仕事や好きなことをしていくこと。

ゆとり教育で、学力は落ちているかもしれないが、学力がそのまま仕事力になるというのは、高度成長期の考え方であって、バブル崩壊以降の日本では、既にそのモデルは崩れている

夜間の工業高校だから、近辺の工場から仕事を終えて駆け込んできて勉強する人がほとんど。あるとき期末試験の監督をしていると、飛び込んできた（生徒の）一人が、手に油がいっぱいついていた。私は一体何なんだ。ショックだった。もっと勉強しなきゃいかん。本当の研究者になろうと思った

私は高校も建築科ではないし、大学にも進めなかったので、すべて独学です。京大や阪大にいって、そこの学生が４年間で勉強する教科書を全部買ってきて、１年ですべて読むことにしました。毎日、朝９時から翌朝４時まで机に向かっていましたから、その１年間は、家から出ていないんです。まあ、読んだというのと理解したというのは微妙に違うんですけどね

陰口をきくのはたのしいものだ。人の噂が出ると、話ははずむものである。みんな知らず知らずに鬼になる。よほど、批評はしたい・・

光の中を一人で歩むよりも、闇の中を友人と共に歩むほうがいい。

人間はその人が愛するものによって、たやすくだまされてしまう。

フラットな組織にも弊害はある。部下の教育の問題だ。プロジェクトチームをはじめても、リーダーは自分の業績ばかりに目が向きがちで、部下を育てようとしない。全員がライバルになってしまう。「部下の育成」を重要な評価項目にする必要がある

友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である。

教育は与えるものではなく受け取るものである

（ケンブリッジ大学留学時）はじめは英語がしゃべれない。だから、英国人の学生を誘って、食べながら会話の勉強をしたわけです。とてもいい勉強になりました。家庭教師代と思えば食事代ぐらい安いものです。そのうえ友達もでき、英国人を知ることにも役立ちました。こういうときにケチらない。これも自分に対する先行投資です。生きたお金の使い方が大事だということです