美しい生命とか、汚い生命とか、老いた生命とか、若い生命とか、そういう区別はないはずなんですけどね

子供や家族がいるから会社をやめられないというのは便利な言い訳だ。

表面的には楽しい瞬間のある本質的な悲劇なのです

宗教において、あまりに熱心であることは狂信につながる。

漢（おとこ）は愛嬌こそ大事だと西郷はおもっている

政府はなぜいち早く、この危険を防止するために・・。多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか

恥ずべきなのは、相手の人格や気持ちを無視して自分のことだけを考え、喋る人間たちだ

用心は所有とともに増大す。

タイムマシンがあったら、今あるお菓子をみんなかかえて、恵子に食べさせてやりたい。六月五日の朝から八月二十二日の午後死ぬまで、ついにお腹をすかせっばなしで死んでしまった女の子なんて、あまりにかわいそう過ぎる。ぼくは恵子のことを考えると、どうにもならなくなってしまうのだ

僕はずっと小説を書いているけれど、ものを書く上でも、そういう感情の記憶ってすごく大事だ。たとえ年をとっても、そういうみずみずしい原風景を心の中に残している人は、体内の暖炉に火を保っているのと同じで、それほど寒々しくは老け込まないものだ

会話は文明そのものである。言葉は人と人を結びつけ、沈黙は人を孤立させる

この世では必要以上のよいことも悪いことも起こりません。悪いことが起こっても、自分の中に反省点を見出しそこから学んで成長すればいいだけ　恐れる必要はないのです