人の落ち目を見て攻め取るは、本意ならぬことなり

おまえは時々、部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にしている。改めよ

反逆の意図もないのに謝罪の要求など飲めば上杉家代々の律儀さと武勇の誉れを失ってしまいます（徳川家康への直江状）

激流にも耐えうる柱のように揺るぎない信念を心に持て

曇りなき心の月に先立てて浮き世の闇を照らしてぞ行く

心に誤りなき時は人を畏れず

今どきの奉公人を見るに、いかう低い眼の着け所なり。スリの目遣ひの様なり。大かた身のための欲得か、利発だてか、又は少し魂の落ち着きたる様なれば、身構えをするばかりなり

われ人に勝つ道は知らず、われに勝つ道を知りたり

人間の５０年の生涯は儚いものだ。死なない者は存在しない

われら親子のことを案じていただきありがとうございます。我らは大坂城に籠城の上は必死に戦いますので、この世でお会いすることはもうないと思います。ただ、何事もスエのことだけは、いろいろご迷惑をかけますでしょうが、なにとぞお見捨てにならないようにお願いいたします

百行の依る所は孝と忠なり　之を取りて失無ければ果して英雄　英雄はたとへ吾曹の事にあらずとも　赤心をもって羌戎を攘んと欲す

心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし！