城を築くより、境界まで出て戦うべきで、情勢が悪ければ、領内で決戦して、負ければ討ち死にするまでだ。籠城しても餓死を待つだけである

我が君主は天にあり

極楽の 道はひとすぢ 君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人

文武は車の両輪のごとく、そのひとつが欠けても駄目である、と昔の人もいっている。治世に文を用い、乱世に武を用いるのは、当然のことであるが、治世に武を忘れず、乱世に文を捨てないのが、最も肝要である

勝ったものも、負けたものも、武士といふ階級は、大勢の者(農工商)に負けてしまふ。見苦しいことをせずと、武士の絶えぬうちに死んだ方がよからう。潔く戦はうではないか

運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり

世に恐ろしいのは勇者ではなく臆病者だ

人の上に立つ者、下の忠告を聞かない者は、国を失い、家を滅ぼす

よその若者を誉めることは、うちの若者をけなすことだ

私たちは生涯、忠義を尽くし、御恩に報いる目的で一切の艱難を乗り越えなければならない

敵だというのも自制心を忘れた怒りである！

誰でも死を望む者はいないが、日頃、恩禄を受けていることは、ひたすら命に代わるものと観念し、あらかじめ無き身と考えることが義の本である