概して、大名の子供は生まれたときから、平素安楽に育ち、難儀をしたことがないから、下々の者の苦労を知らない。それだから、人の使い方が荒く、下々の困っていることを悟らず、上一人のために万民を悩ますことが多い｜名言大学

概して、大名の子供は生まれたときから、
平素安楽に育ち、
難儀をしたことがないから、
下々の者の苦労を知らない。
それだから、
人の使い方が荒く、
下々の困っていることを悟らず、
上一人のために万民を悩ますことが多い

黒田官兵衛

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黒田官兵衛の名言

文武は車の両輪のごとく、そのひとつが欠けても駄目である、と昔の人もいっている。治世に文を用い、乱世に武を用いるのは、当然のことであるが、治世に武を忘れず、乱世に文を捨てないのが、最も肝要である

戦いは考え過ぎては勝機を逸する。たとえ草履と下駄とをちぐはぐに履いてでもすぐに駆け出すほどの決断。それが大切だ

天下に最も多きは人なり。最も少なきも人なり

その人の本質はそのまま残し変化に対応するには、常に柔軟でなければいけない

私一人の注意では、多くの家来たちに届くまいから、見のがすことも多いだろう。よくないことがあったなら、遠慮なく早く知らせてほしい

蒸気となり雲となり雨となり雪と変じヒョウと化し凝っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり

武将の家に生まれたからにはしばらくも武の道を忘れてはならぬ

槍・太刀・弓馬の諸芸を自から行なうのを、身分の低い者の仕事であるとして、自分で一度も行なわなかったならば、家来たちの武芸も進歩することがないだろう

自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり

一度に敵を千も二千も討取ることは得手者に候

大切なのは不相口であって、相口の者ばかりまわりに集めたのでは、決してその者にとっていいことではない。不相口の者が言う異見に耳を傾けるべきだ

常に己れの進路を求めてやまざるは水なり

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関連名言

非は理に勝たず　理は法に勝たず　法は権に勝たず　権は天に勝たず

おまえたち、そんなに、私を見たいか。目が四つ、口が二つ、あるわけではない。わたしも人間だ、ただ智に長けているのみ

この崖は鹿が下ることもあるか？

世が安らかになるのであれば、わしはいくらでも金を使う

仁に過ぎれば弱くなる。義に過ぎれば固くなる。礼に過ぎれば諂（へつら）いとなる。知に過ぎれば嘘をつく。信に過ぎれば損をする

奉公の道に油断してはならない。朝は辰刻（７時〜９時）に起きて兵法を使い、飯を食い、弓を射、鉄砲を撃ち、馬に乗るがよい。武士の嗜みのよい者には、とくに昇進させるだろう

一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る

あら楽し　思いははるる身は捨つる　浮世の月に　かかる雲なし

武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ

戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が

茶器を割ったのではない。自分の器量の小ささを割ったのだ

大多数の世間の人々が、平凡な一生を終るのは志が小さく、意志が弱いからだ