一方を聞きて沙汰に及ぶ時は、格別の相違あるものなり

目的なしに行動するな。処世の立派な素晴らしき原則が命ずるよりほかの行為をするな

障子を開けてみよ。外は広いぞ

おれの乗り様を手本にせよ

我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ

ゆっくりと急げ

人の一生は重い荷物を背負って長い道を行くようなものである。決して急いではならない

天下は天下の人の天下にして、我一人の天下と思うべからず

怠らず、行かば千里の外も見ん、牛のあゆみのよしおそくとも

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないものは、どれだけ多くの利益を受けることだろうか

この世においては汝の肉体が力尽きぬのに、魂が先に力尽きるのは恥ずべきことではないか

今後なんなりと君を悲しみに誘うことがあったら、つぎの信条をよりどころとするのを忘れるな。曰く「これは不運ではない。しかしこれを気高く耐え忍ぶことは幸運である」