漂えど沈まず

楽しみに金のかからない人が最も裕福である

つる草は　ひょろひょろしながら　いのちのままに　つるのばす

掲載した連載誌の広告が止められて、私は貧乏神でした

今の若い世代にもっとも欠けているのは「屈辱感に耐える」訓練である。この訓練が行われないで、そのまま社会から大人扱いにされると己のすること、為すことはすべて正しいと思うようになる

あらゆる変化をこらした酒池肉林からも、生まれてくる感情上の生物は常に同一である。すなわち屈辱と下卑(げび)と陰鬱な感情・・

人間も本当に下等になると、ついに他人の不幸や失敗を喜ぶこと以外の関心をなくしてしまう

空を飛ぶ鳥たちは、種まきも刈り入れもしない。だが、天の父は彼らを養っている。

人間のことを善人だとか、悪人だとか、そんな風に区別するのは馬鹿げたことですよ。人というのは魅力があるか、さもなければ退屈か、そのいずれかですからね

つまり、本当に孤独になるということと、本当に性慾から解放されるということは、どこまで生きてもあり得ない

優れた者ほど間違いは多い。それだけ新しいことを試みるからである

本当の自分というものがなくては、人はそもそも生きていくことはできないんだよ。それは地面と同じなんだ。地面がなかったら、そこに何かを作るということはできないんだよ