親鸞聖人は「一切の有情は、みなもって世々生々の父母兄弟なり」とおっしゃいました。この私は父母だけから生まれたわけではなく、父母を育ててくれた全ての人々にも目を向けようとおっしゃったのです

おのれが尊いのではない。おのれをおのれたらしめるものが、おのれのなかにあるから尊いのである。だからこのおのれたらしめるものを見出さなくてはならぬ。自覚しなくてはならぬ。そのことなくしては、人は人としてのねうちがあるとは言えない

何かコンプレックスがある人って、我慢してきたことが強さになる

不正よりもなお困ったものがひとつだけある。それは、手に剣を持たぬ正義だ

人脈とは自然に授かるものだと思う。あの手この手をつかい広げていく人もおられますが、無理をして繋がった縁は長続きしてません

結婚のひとつの魅力は、双方にとってだまし合いの生活が絶対必要となることだ

家庭は民族の幸運と不運の源泉である

人生には一人でも二人でもいい、深く心を開いて話せる友がいれば、それで十分

人は皆、苦労を厭い、面倒なことを避け、自分中心に生きようとする傾向があり、私もその例外ではありません。しかし、人間らしく、よりよく生きるということは、このような自然的傾向と闘うことなのです

お坊さんも一般の人も一緒の人間

富を欲するか、恥を忍べ、傾絶せよ。故旧を絶ちて義に背け

学者とは、貴重な時間を勉強でつぶしてしまう怠け者のこと