講演依頼の約7割が企業からによるものです。対象も幅広く、経営者の方にお話したり、社員研修に呼ばれたりしています

既定の価値観の中でやっていたらつまらない

一流大学出て一流企業に行くスタイルじゃない人たちがたくさんいる訳です。その人たちにもチャンスがある時代ですよ。気持ちさえあれば必ず前へいくんですよ

男性に従う道を選ぶ女性もいれば、夢に従う道を選ぶ女性もいる。どちらの道を進むべきか悩んでいる人は、覚えておいて。あなたのキャリアは、朝起きたらもうあなたのことを愛していないなんて言わないから

財産──どんな物質的なものでもよい、それになにも特別の価値がなくとも、それを甲が所持していて、乙が欲しがっても渡すまい・・

いい大学に行って、いい会社や官庁に入ればそれで安心、という時代が終わろうとしています。それでも、多くの学校の先生や親は『勉強していい学校に行き、いい会社に入りなさい』と言うと思います。勉強していい学校に行き、いい会社に入っても安心なんかできないのに、どうして多くの教師や親がそういうことを言うのでしょうか。それは、多くの教師や親が、どう生きればいいのかを知らないからです。勉強していい学校に行き、いい会社に入るという生き方がすべてだったので、そのほかの生き方がわからないのです

私はやはりその会社の持つ性格や考え方、そして生き方、さらにどうやって世の中の人たちから必要とされようとしているのか、それらが自分の考える生き方と合う会社を選ぶべきだと思うんです

自分に価値をもってない人はお金かかるわ。お金の方が自分より価値があんだって思う人は、お金に頼るだろうし。自分の方が価値があるんだって思う人は、お金関係ない

物事の本質を見極めるのは、哲学者だけの仕事ではない

会社の経営には「タテ・ヨコ思考」が一番大事だと思います。タテ思考とは、１０年前に比べて成長率はどうなっているかを見るという時間軸での発想です。しかし、売上が伸びていることだけで満足したらダメです。同業などと比較するヨコ思考も必要で、業界内のシェアも見ないといけません。「タテ・ヨコ思考」はいろいろな場面で応用できるのでお勧めです

天職を大切に丁寧に続けていくこと、余暇を思いやりのある素敵な仲間と過ごし人生の醍醐味を味わい時間を楽しむこと、そして家族を大事にしていくこと――、これらをバランスよく暮らしていくことが私の幸せの価値観です

今はすごくシンプルに“力いっぱい生きているということに価値を感じる