金を軽んじても重んじてもいけない

人は黄金の奴隷になってはいけない

何をやるにしても考えて考え抜く。それが私の一生である

独立不羈（どくりつふき）の精神の根本は、人間尊重であり、自己尊重であり、他人尊重である

私は日本人として生まれ、日本人として育てられ、そして日本人として経営をしている

君らは３年か５年大学に行ったために自惚れすぎている。そして、人間が完成したように思っているが、人間というものは実に何も力はないのだ

私は人材本位であり、金は儲けたいが信用を落としてまで金を儲けることはできない。すると、支店長あたりから見ると私のような考えは馬鹿らしく思えるらしい。「世の中は金がなければなんにもできない。どんなことをしても金は儲けたいというのが万人の望みではないか」と言うのだ。それで、支店長と私はいつも喧嘩した

よく私のやっていることは非常に変わっておると言われるが、一般人とは全然違った歩き方をしているからだろう。それは結局、本を読まずに考えてきたことから来たんじゃないかと思う。体が弱いし神経衰弱であるから第一に仕事を怠ける。何をやってもすぐあくびが出たり嫌になってしまう。また短気になる。それを何とか克服していこうというので病と闘ってきた

自分に薄く、その余力をもって人のために尽くせ

僕がいつも楽観的だと評されるのは、ひとえに苦労のたまものだ。恒心を得たのである

モラルの奴隷になるな

主義の奴隷になるな