今の世を、百年も以前のよき風になしたく候ても成らざる事なり。されば、その時代々々にて、よき様にするが肝要なり

信玄のような敵将の死を味方が喜ぶ理はない

すべての偉大な成功は、地味で面倒な事の積み重ねの上に成り立っている

憂あれば、則ち救われず

天下のこと万変といえども、吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず

組織はまず管理者が自分を管理せよ

英仏の古諺にいわく、「朝こそすべて」と。一日２４時間、朝があり昼があり夜があるとするのは死んだ機械の一日にすぎない。活きた時間は朝だけ、換言すれば、本当の朝を持たなければ一日無意義だということだ。朝を活かすことから人生は始まる

人生最大の病患は傲慢の一事に尽きる。子でありながら傲慢であると不孝をしでかし、臣でありながら傲慢であると不忠をしでかし、父でありながら傲慢であると不慈をしでかし、友でありながら傲慢であると不信をしでかす

「時」の歩みは三重である。未来はためらいつつ近づき、現在は矢のように速く飛び去り、過去は永久に静かに立っている

何もかもが思うようにいかない

我々はみな純粋無垢に生まれ、助言により汚染される

一日は貴い一生である。これを空費してはならない