我々は科学をやっているのであってノーベル賞を目標にやってきたのではない

数学の難しさを心配する必要はない。私が抱えている問題の方が、すべてにおいて難しいのだから。

人口は等比級数で増加して、食物は等差級数で増加する

私は科学には偉大な美が存在すると思っている人間の一人です。研究室にいる科学者というのは、ただの技術者ではありません。それはおとぎ話に感動する子供のように、自然現象を前にそこにたたずむ一人の子供でもあるのです

私自身が偉いものを考えたり難しいことをやったのではなく、全て微生物がやっている仕事を勉強させていただいたりしながら今日まできている。そういう意味で私がこのような賞をいただいていいのかなという気持ち

『常識』の反対は、『独創的』である

世の中には、数学を学んだことがない多くの人たちにしてみると、信じられないようなものがある

賞賛による堕落から逃れる方法はただひとつ。仕事を続けることである。

外国機の輸入は我航空科学技術の恥辱と思わねばならぬぞ。それは日本科学の試験台なのだ。若し国産機が外国機の単なる模倣に終わったら、欧米科学に降伏したものと思え、その替わり、それを凌駕する優秀機が作られたら、勝利は日本科学の上に輝いたと思え

高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない

「ノーベル化学賞の成果となった、緑色蛍光たんぱく質（ＧＦＰ）の発見までには、同じオワンクラゲからとれた発光たんぱく質のイクオリンや、それ以前に日本で取り組んだウミホタルのルシフェリンの研究が役立った。これらが成功裏に進んだのは、様々な幸運もあったし、巡り合わせが作用した

科学者の実験室の生活は、万物に対する闘争です