どんな可能もぼくたちの視ている風景のほかからやってこない

私自身は中国を旅したこともなく、中国人と交わることもなかったが、しかも心中では、いわれなき蔑視あるいは軽侮の感情をもち、この国と戦わねばならね悲しみを身にしみて感ずるようなことはなかったのである

高度成長期は一人ひとりが経済成長し、その蓄積が高度成長になったように。今度は一人ひとりが「好きなこと」をやる。その蓄積が日本全体で大きな創造になる

人生にはピリオドは唯一つで、あとはコンマ、コンマの連続だという思いがしきりにした。最後の終止符を打つまでは、人生いろい・・

生きることだけが、大事である、ということ。たったこれだけのことが、わかっていない。本当は、分かるとか、分からんという問題じゃない。生きるか、死ぬか、二つしか、ありやせぬ。おまけに死ぬ方は、ただなくなるだけで、何にもないだけのことじゃないか。生きてみせ、やりぬいてみせ、戦いぬいてみなければならぬ。いつでも、死ねる。そんな、つまらぬことはやるな。いつでも出来るんことなんか、やるもんじゃないよ

役者にとっての個性とは何か。それは五本の指に入ることだ。

見るからに醜悪で、てんで美しくはないのだが、人の悲願と結びつくとき、まっとうに胸をうつものがある

日本人は絶対、民主主義を守るために死なん。ぼくはアメリカ人にも言うんだけど、「日本人は民主主義のために死なないよ」と前から言っている。今後もそうだろうと思う

現世の生活は、ただつかの間の遊びごと、戯言はあだなる飾りなり。

人間、正道を歩むのは却つて不安なものだ

石橋を叩いて安全を確認してから決心しようと思ったら、おそらく永久に石橋は渡れまい。やると決めて、どうしたらできるかを調・・

僕は53になりましたが、まだ男を捨てていないつもりなんですよ。そこを捨ててしまうと、人間としてどんどん衰えてしまう