人生とは、不十分な前提から十分な結論を引き出す技術である。

小さなことに熱中してしまう人は、大きなことができなくなる。

結婚して幸せになれるかどうかなどというのは、まったく偶然の働きによるもの。

いかなる法律も宗派も学説も、キリスト教の教えほど善を重視したものはなかった

首尾一貫した目的だけでは、人生を幸福にするのに十分ではない。しかし、それは、幸福な人生のほぼ必須の条件である

不幸は、本当の友人でない者を明らかにする

人生はすすり泣き、むせび泣き、微笑みで成り立っている。なかでもむせび泣くことが一番多い。

人我に背(そむ)くとも、我人に背かず。

予め考えをまとめるとか、仕事について熟考するとか口走るのは、たいがいは仕事を逃れる口実である

持続とは変化を続けることである。変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである。

どうしようもないわたしが歩いている

人間の能力は知覚、判断力、違いを見分ける感覚、思考力のいずれも、道徳感情すらも、選択を行うことによって鍛えられる。それが慣習だからといって行動する人は選択を行わない。最善のものを見分ける力も、最善のものを望む力もつかない