諸物の多様さと混乱のうちにではなく、つねに単純さのうちに真理は見出される

一度崇め奉った相手を人は決して許すことができない。世にも繊細なあの讃美という鎖を断ち切ろうと待ち構えている。しかもそれが傲慢から出たことではなく己を取り戻したい、自由になりたい、自己自身でありたいという切望のためなのだ。この切望を、人は不正手段による他、満たす手段がない

意識する存在にとって、生存するということは変化することであり、変化するということは経験を積むことであり、経験を積むとい・・

私が遠くを見ることができたのは、巨人たちの肩に乗っていたからです

どんな仕事もそれに適った始め方をすれば、仕上がり具合もそれに見合ったものになるのだ。

別れた男をけなすのは、そんな男に惚れた自分をけなすのと同じこと・・・・そんなこと自分の非を宣伝するようで嫌だわ。

心の奥底に達してあらゆる病を癒せる音楽、それは温かい言葉だ

若者が、優しくあれるはずはないのである。すべてのことが可能だと思っている年頃は、高慢で不遜であるほうが似つかわしい。

ムチを惜しめば子供を損なう。

政治の過剰は政治的思考の充実を示すものでなく、反対に政治の科学性の没却、政治哲学の貧困を語るものである

ローマ人は、頭脳でギリシャ人に劣り、技術でエトルリア人に劣り、経済力でカルタゴ人に劣るといわれた。それなのに彼らに勝て・・

ギリシアの画家アペレスは、自分の絵の後ろに隠れて人々の率直な批判をきき、腕を磨いたという。自己教育の手段である