2年前、私の親友でNYのヘアケア製品メーカー、バンブル&バンブルの創設者である美容専門家のマイケル・ゴードンが、私の80歳の誕生日プレゼントとして、私の人生を描くドキュメンタリーを作りたいと言った。お金もかかるしプロのスタッフも必要じゃないかと私が言うと、「お金もスタッフも用意した」と彼は言うんだ。私は考えさせてくれと頼んだが、翌日には、私たちは映画の製作に着手した。マイケルがプロデューサーとなり、若手監督クレッグ・テパーを起用した。彼はすばらしい映画を作ってくれた。初めて映画を観たとき、うれしい場面もたくさんあったが、私をおだてるための映画ではない。元スタッフの1人が「ヴィダルとの共同作業はどうだった?」と聞いたら、監督は「彼は普通じゃない!」と答えたそうだよ