今悩んでいることは、大したことじゃない。昔すごく悩んだあのことだって、今思うと大したことではなかったじゃないですか

スターバックスの競合戦略は、最高のコーヒーと最高の顧客サービス、そして魅力的な雰囲気によって顧客を獲得しようというものだった。可能であればそれぞれの市場において第一人者となることを目指したが、常に正々堂々と競い合って成功することを心掛けた

革新的技術が生まれた時、保守派は足りない点を見て嘆き、革新派は優れた点を見て夢描く

苦難の中には希望の入口がある

大事なのは革新力だ。完全に自己否定しなくちゃならない。日本でセブンイレブンを作る時、当時はスーパーが伸びていたが、絶対にヨーカ堂のＭＤ（マーチャンダイジング＝商品政策）のマネをしてはいけないと思った。スーパーはこれから成熟期に入ると思っていたからだ。だからヨーカ堂の人間をセブンイレブンには持ってこず、素人集団でやってきた

転職でダメなのは、前の会社と同じ業種の同じポジションにこだわる人。「営業部長ならできるが営業はできない」とか（笑）。つまり、前の会社の営業部長というアーカイブをキャッチアップすることしかできないわけです

普通のレールに乗っていては普通の結果しか出ない

会社に枠組みにとらわれずに自分という「個」が、市場に出たらいくらお金を稼げるかというのをトライして実感するだけでも価値がある

ヤフーには、事業領域を広げていきたいという1つの目的がある

言った通りにやれ、それでできなくても文句はいわぬ

本当にすばらしいビジネスは不朽の「お堀」が存在し、それによって高い利益が守られている

（多くの事業に手をだし失敗した当時を振り返っての発言）俗に「かさけと自惚れのないものはない」というが、人一倍自惚れの強い私も、度重なる失敗にもはや精根尽きた。堤の家を立派にしてくれと慈愛の権化のように私を育ててくれた祖父に申し訳ない気持ちでいっぱいだった