名言大学

見栄の行きどまりは、
馬鹿げて大きなる石をかつぐ事なり。

美しく生まれつきたる女、
十人に六人は心おごれり。
美しく生まれつきたる女、
十人に六人は智乏し。
美しく生まれつきたる女、
十・・

恨みも憎しみも火上の氷

真の文明というものは、
すべてある人々が福を植えた結果なのである。

世間は気次第で忌々(いまいま)しく面白くなるもの。

どんな人もその気になれば友だちは見つけられる。
現実生活に友だちがいない人にも、
唯一友人を準備してくれるものがあるとすれ・・

人間は自分がいるところが曇ると、
一部分ではなく、
全体が曇ったと信じてしまう。

釣(つり)の妙趣は、
魚を多量に釣り上げる事にあるのでは無くて、
釣糸を垂れながら静かに四季の風物を眺め楽しむ事にあるのだ。

仕事をして一盃(いっぱい)やると、
同じ酒でも味が違う。
これを思うと、
労働ぐらい人を幸福にするものはないかもしれない。

其日(そのひ)に自分が為(や)るだけの務めを為(し)て了(しま)ってから、
適宜(いいほど)の労働(ほねおり)を仕(し)・・

幸田 露伴(こうだ ろはん、1867年8月22日(慶応3年7月23日) - 1947年(昭和22年)7月30日)は、日本の小説家。本名は成行(しげゆき)。別号に蝸牛庵(かぎゅうあん)、笹のつゆ、雷音洞主、脱天子など多数。江戸(現東京都)下谷生れ。帝国学士院会員。帝国芸術院会員。第1回文化勲章受章。娘の幸田文も随筆家・小説家。高木卓の伯父。