名言大学

人間をよく理解する方法は、
たった一つしかない。
それは、
彼らを判断するのに決して急がないことだ。

楽しみにも喜びにも、
隠しておかねばならない程度というものがある。
程度を越すと人間を怒らせ、
醜行と呼ばれて諸君は復讐され・・

若いときに放縦(ほうじゅう)すぎると心に潤いを失い、
節制しすぎると融通がきかなくなる。

サント・ブーヴ

大部分の人たちの才能は、
おしまいには一つの欠点となるものだ。
老人になるにつれて、
この欠点はますます顕著になってくる。

虚偽の世界では、
正直な女ほど人をだますものはない。

サント・ブーヴ

男女の友愛は結構なものです。
ただし、
それが若者同士の間では恋となり、
老人同士の間では恋の追憶を追い出したりするためだ。

友情という言葉は、
女が好んで口にするたいへん素敵な言葉だ。
あるときは恋を招き入れたり、
あるときは恋にひまを出したりする・・

人間というものは、
年が若くて恋しているときには、
どんなことでもまず恋に結びつけて考えるものである。

判断するときは皮肉を避けなければならない。
精神のあらゆる性向のうちで、
皮肉が最も聡明からは遠い。

ある人を軽蔑すると公言するのは、
まだ十分に軽蔑してないのだ。
沈黙こそ唯一至上の軽蔑だ。

サント・ブーヴ

醜い女は美人よりも手管(てくだ)が多い。
というのは、
前者は男をいらいらさせるが、
後者は男を待っているからだ。

サント・ブーヴ

人間の虚栄心は水銀のようである。

シャルル=オーギュスタン・サント=ブーヴ(Charles Augustin Sainte-Beuve, 1804年12月23日ブローニュ=シュル=メール - 1869年10月13日パリ)は19世紀フランスの文芸評論家・小説家・詩人。ロマン主義を代表する作家の一人で、近代批評の父とも言われる。