名言大学

声だけの世界はとても楽しい

(シティーハンターの冴羽獠役は40歳の時で)歯切れもいい、
滑舌もいい、
まさに役者として脂の乗り切った時期でした。
1年でも早かったらできなかったかもしれない

「声優を取り巻く環境は変わった」「僕らの時代は、
(デビューするのは)年に1人か2人なんですよ。
だからみんな大事に育てようと思うし、
実際、
本当に大事に育ててもらったんですね。
ところが今は何百人でしょう?......

キン肉マンのギャグの声は割と作ったダミ声で演じています

もう本当に、
(冴羽)獠に出会えたことは人生の中でもベスト3の中に入ります

50年も続けられた声優は天職だと思います

口がよく回るようにする発声練習というのがあるんですね。
基本的には口を大きく開けて「イエアオウ、
イエアオウ」と

声優にも経年劣化というのがありまして・・

声優は、
姿形にとらわれず、
動物・植物・鉱物・空気・天体にいたるまで、
森羅万象あらゆるものに変身できるというのが一番の醍醐味

毎日毎日、
積み重ねていくこと

(声優の仕事が)楽しくて楽しくてしょうがないと思う瞬間ってたくさんある

(20代)仕事はたくさんもらうのに、
一つとして満足いかない。
100点取ろうと思っていたから。
プレッシャーに押しつぶされそうになっていた

僕らはブームに乗りながらも“育ててもらえる時代でしたが、
今は全くの消耗品です

先輩が敷いてくださったレールに乗せてもらいここまで来て、
50年という歴史を刻ませていただいたのは本当に幸運なこと

華やかなところに行ける人って本当に一握り

(冴羽獠というキャラクターについて)僕としては自由自在に遊ばせてもらったっていう印象しかないんですよね

本当にいろんなことに挑戦させていただいて、
その全てが今の自分に残っている

(声優50周年を迎えて)そんなに長くできるなんて想像もしていなかった

歌うことも仕事になってきますので、
歌も好きであった方がいい

50代くらいから、
年とともにアーティキュレーション、
滑舌が昔ほどではなくなってくるんです

人気のあるうちに実力をつけてねって。
人気は続かないから

(冴羽獠を演じるのは特別なこと?
)そうですね、
自分の中ではナンバーワンのキャラクター

勉強だけじゃなく、
何にでも興味を持つ

僕は外国の映画やTVドラマシリーズが好き

(声優に)なったらなったで、
生きるのが大変なんです

冴羽獠というのは本当に僕の持ってる声をすべて注ぎ込んでも全部受け入れてくれる

勉強を始める前から多くの作品に触れて欲しいと思います。
評判のいい良質なTVドラマや、
うまい役者さんが出ている映画・・

みんな、
早く画面に声を当てたがるんですよ。
だけど、
基礎もないのにそれをやるのは、
百害あって一利なし

並の努力では(声優には)なれない

基本の演技がしっかりしていないと、
あとで自分が困る

いつの時代も競争はあるし、
そこで夢を諦めずに、
頑張ってみることが大事

クールな二枚目のケンシロウ、
ズッコケキャラの三枚目のキン肉スグル・・。
これまで演じてきたキャラクターのすべての声、
性格が凝縮されているのが冴羽獠

声を出すということは、
とてもエネルギーが必要です。
だから声優はいつでも同じレベルの声が出せるように体力維持が重要

神谷 明(かみや あきら、1946年9月18日 - )は、日本の声優、俳優、歌手、ナレーター、元日本工学院専門学校声優・俳優科講師。神奈川県横浜市出身。有限会社冴羽商事代表取締役。妻は『ほかほか家族』などに出演していた声優の戸部光代、長女はシナリオライターの華宮ゆう士、次女はミュージカル女優の神谷たえ。

東京都立芝商業高等学校卒業後、テアトル・エコー、青二プロダクション、ぷろだくしょんバオバブ、東京俳優生活協同組合、アップスを経てフリーとなり、冴羽商事を設立。

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