名言大学

満足すると、
痛い目にある

自分のコンディション、
味方の動き、
相手の動向を察知しながら、
何をなすべきか。
もっといいプレーをするため、
勝利のために必要なことはないかと頭をめぐらせている

ゴールを決めたり、
イメージ通り、
もしくはそれ以上のプレーができたとしても、
その直後には次のことを考えている

だから来週はこういう練習に力を入れたほうがいいなとか、
自主練習の時間を増やそうかなとか、
考えるネタはつきない

身体の向きを少し変えれば、
もっと広い視野を確保できたかもしれない

あのとき、
パスを出すタイミングを少し遅らせていれば、
受け手にとってもっと楽な状況が作れたのかも知れない

セルティックパーク(セルティックのホームスタジアム)の大きな風呂につかっているころには、
反省ばかりしていることも少なくない

「敗戦から得るものはない」と言う人もいるかもしれない。
でも僕は負けても得るものはあると考えている

足りないものがわかれば、
それを埋めることを考えればいい。
何もわからないより、
よっぽど素晴らしい

他人に興味を持つことで、
色々な人の経験を知ることができ、
自分にフィードバックできるものを発見することもある

「平均的に色んなことができる」は武器になる

何も考えずにサッカーをやっていても巧くならない。
そして、
海外のサッカーをたくさん見たとしても、
巧くはならない。
同じ映像を見ながら、
何を察知し、......

細かいことを感じるか、
感じないか、
考えるか、
考えないかで人の成長は違ってくる

もちろん、
考えすぎて頭が疲れるということはあるけど、
普段の生活でどんなに悩んで、
考えても、
それが無駄になることはない

サッカー界には「ボールは汗をかかない」という言葉がある。
これはボールは幾ら動かしても疲れないんだから、
人間が走るよりもボールを走らせろという意味なんだけど、
「考えること」もこれに似ている

常に追われているくらいが、
僕にとってはちょうどいい

壁がないとイヤなんだ。
普通にただ単純にサッカーをやっているのは、
落ち着かない

妥協しない毎日を過ごせば、
何かが得られる

大事なのは常に未来を察知して、
自分には何が足りなくて、
何が必要なのか、
危機感を察知して準備すること

ただがむしゃらに朝練習や真っ暗になるまで自主練習をやればいいってことじゃない

そして僕はわかった。
自分がこうやって頑張れば、
どんどん巧くなっていく。
どんどんいいことが起きるんだなということが

物事が起きるには、
絶対に何か原因があるはず。
自分の思い通りにことが進まないなら、
その原因を察知して解決の糸口を見つけ出せばいい

先を見つつも、
足元をしっかりと見極めていかないと、
空気の変化や現実を見失ってしまう

どんなに困難で、
たとえぶつかって砕け散ったとしても、
ぶつかったことで得るものがあるから

大きな目標を揚げるだけだと、
そこへたどりつくのは、
難しいと僕は思う

壁があるほうが僕は落ち着く。
どんなに分厚い壁であっても、
それから逃げることはない。
逃げようという気持ちも起きない

どんな仕事をしている人であっても、
その人の持つ「経験」は貴重な財産だから

危機感がなくなれば、
僕はサッカーをやめる。
まあ、
なくならないと思うけど

他人を妬んでいる人は伸びない。
自分の足りない力を分析せずに、
他人を妬んでも意味がないのだ

「ガムシャラにやる」だけでは足りない。
「先を想定し、
課題を見つけて考える」課題は未来のために必要なこと

得意なプレーだけをやっていたのでは、
置いていかれる

言われたことを言われたままにやっていただけでは、
評価にはつながらない

自分を知っておくことは大事だ。
自分ができること、
できないことを

努力したことは、
無駄にはならない

僕は悔しさを味わいたくて、
日本を出た

試合結果やその内容に一喜一憂せず、
常に冷静な目で自分自身を見つめ、
現実を知り、
未来を察知しなければいけない

だから「今までやってきたこと」と「今できること」をしっかりやった上で、
それに肉付けをするイメージで、
次のことへ挑戦しよう

目標さえブレなければ大丈夫。
その目標のために何が必要なのかを、
考えればいい

ひとつ注意しなくちゃいけないのは、
次のステップへと気持ちがはやるあまりに、
今までやってきたことへの意識が薄くなってしまうこと。
そうなると、
せっかく築いてきた力も、
崩れてしまう怖さがある

不満を口にすることまでは否定しない。
誰だって文句を言いたい時くらいある。
大事なのは言ったあと、
すぐに気持ちを切り替える術を持つこと

壁が見えるときはまだいいほうだ。
それを乗り越えればいいだけだから

ふてくされる時間が一番無駄だ。
その時間が生み出すいいことなんて、
何ひとつない

僕はもがく。
このまま終わるわけにはいかない

モチベーションを下げたまま、
練習をしても意味がない

がむしゃらに壁に立ち向かい、
当たって砕けたとしても、
当たろうとした努力があれば、
そのあとが違ってくる

もっとも大切なのは、
自分の目標をブレさせないこと

なんでもプラスへ持っていく努力をすれば、
結構うまくいく

「もっとやらなくちゃいけない」という欲が薄れてしまうことが、
僕は怖い

調子がいいと感じてしまうことで満足するのがイヤなんだ

「調子がいい」とは思いたくないし、
そういうコメントもあまりしたくはない。
浮ついた気持ちを持ちたくはないからだ

中村 俊輔(なかむら しゅんすけ、1978年6月24日 - )は、神奈川県横浜市戸塚区出身の日本のプロサッカー選手である。ポジションはミッドフィールダー。J2リーグ・横浜FC所属。元日本代表。