名言大学

同じ意見の人といくらつるんだところで何も生まれない。
自分の意見に対して、
「それ、
違うんじゃない?
」と指摘してくれる人こそが重要

異質が集まるからこそ、
エネルギーが生まれる

世界中で活躍するユダヤ人は、
「全員一致の意見はむしろ怪しい」と教え込まれる。
大勢に流されがちな日本人は、
大いに参考にすべきだろう

一から十をやれば問題解決ができるとわかっていても、
当事者にそれを実行するだけの能力がなければ、
絵に描いた餅で終わってしまう

やる前から「無理だ」「できない」と言っていたら問題解決はできない。
すべての問題は解決できる。
そう強く信じることが問題解決の第一歩だ

変人、
大いに結構。
坂本龍馬や勝海舟なんて超変人だったんですから

太平洋戦争を例にとるまでもなく、
日本人は変なところで楽観的で、
将来に対しての見通しが甘いところがある。
そして表面の現象だけ見て一喜一憂する

人間が変わる方法は3つしかない。
ひとつ目は時間配分を変えること。
ふたつ目は住む場所を変えること。
3つ目は付き合う人を変えること。
どれかひとつだけ選ぶとしたら、
時間配分を変えることが最も効果的なのだ

情報というのは自分から取りにいかなければ、
価値を生むことはない。
毎日の情報の流れの中から、
いかに自分に役立つものを取りこんでくるか、
である

日本にいて膝を抱えてじっとしていたら、
何が正しくて何が間違っているかは絶対にわかるようにはならない

企業参謀たるものは、
前提条件を疑え

どこにも答えがない時代に私たちは生きている。
ならば、
今までの常識を疑い、
新たな答えを探し出さねばならない

明治維新のときでも、
国民の1%も参加していません。
国民全部が動く革命なんて存在しない。
激しい革命の中を全速力で走り抜けた人間だけが勝ちます

問題解決に関して「本質的な問題」と「単なる現象」を区別することが大事だ

ユダヤ人たちは、
もともと誰かが正しい答えを知っているという前提に立っていない。
すべては仮説に過ぎないのだから

いろいろな視点の解決策を思いつくためには、
人より深く考えることだ

ロジカル・シンキングは、
答えの範囲を取捨選択して狭めていくときには有効だが、
それでは発想は広がらない

二言目には不景気のせいにするが、
日本経済の長引く停滞の原因はそればかりではない。
成長期の思い上がった戦略をそのままにして、
政府や企業がマーケットの現実、
消費者の懐具合と優先順位に向き合っていないことが大きな問題

すでに崩壊した成長神話の残滓にすがっている限り、
日本人は苦しみ続けることだろう

モノがあふれかえっている時代に育ったいまの若い世代に物欲がないのは当たり前で、
草食系だなんだと称しているが、
要は環境に適応してしまったのである

努力する方向が根本的に違う。
私がトヨタや日産自動車のトップなら、
持てる政治力のすべてを使って、
課税を含めた車のランニングコストを安くする

私は政治家には向いていません。
なぜなら政治家は有権者に「なるほど、
この人だったら安心して任せられる」と思ってもらうことが大事で、
私はどちらかというと「こういうふうにすべきだ」とプランを練るのが得意な政策立案者

日本人は情報の収集や活用が、
決して下手な民族ではない

答えのない世界で生きたことがない世代は、
とにかく教えられた答えを覚えて吸収しようとする

情報が本当に自分の血となり肉となるためには、
その情報を自分で加工しなければならない

雑誌は編集方針が偏っているものばかりを買う。
知識よりも、
ものの考え方がわかるからだ。
幕の内弁当のような雑誌は栄養にならない

私はどうやって情報を仕入れているのか。
もっぱらサイバースペースから取ってくる

私はジャック・ウェルチと20年来の付き合いだが、
彼は私に会うといつも「Ken, What’s new?」と聞いてくる。
つまり、
「前に会ってから、
その後お前に起こった新しいことは何か?
その差分だけ教えろ」と

情報の達人を目指すなら、
最初の一歩はひとつの整理棚をつくることである

他人の見方を覚えるのではなく、
自分の頭に思考の脈絡を持って取り入れることだ

私はもう10年ほど前から新聞をとっていない。
新聞は一面トップ記事の決め方など、
紙面での取り扱い方によっていくらでも重要度や印象が操作される

情報を得るための一番の原動力は、
興味・関心を持つことである

私は、
人生は仕事だけじゃないと思っている

多くの人が仕事のスピードが上がらないのは、
身をもってスピードの価値を感じたことがないからだ

仕事が遅い奴で一番目につくのは、
やっぱり段取りが悪いところ。
やみくもに頑張るだけじゃ、
仕事のスピードは上がらない

仕事を遅くしている原因は忙しいからと、
スケジュールに時間をかけずにすぐに取りかかるから。
最初にゴールまでの最短距離を描かなければ、
どんなに速く走っても、
遠回りは免れない

私は暇さえあればスケジュール帳を開いて、
もっと効率よくやれる方法はないかと考えたり、
数カ月先の予定をシミュレーションしたりしている。
そのせいか、
原稿の締切りを破ったことは一度もない

自分だけ仕事が速くなっても、
それじゃまだ、
本当の意味で仕事が速くなったことにはならない。
なぜなら、
仕事の本質は共同作業だからだ

多くの人間と、
さまざまなタスクを動かしながら、
納期までに全体を完成させるプロジェクトがうまくいくかどうかは、
まさに段取りが命運を握っているといってもいい

人に仕事を頼むときは、
前もってその人の仕事の速さを知っておくと間違いがない

仕事のスピードを上げるためには、
関わる人がいかに無駄なく効率よく働ける状態をつくってあげられるかが、
じつは重要なポイントなんだ

アメリカやドイツなどのエリートビジネスマンほど非常に意識が高い。
彼らが普段、
どのような努力をしていて、
時間の使い方はどんな工夫をして、
家庭とはどう向き合っているのか――。
リンクトインなどを通してそうしたことに触れるのはビジネスマンにとって非常に意味があるだろう

「情報投資にどれくらいのお金をかければいいですか?
」と最近、
聞かれることがある。
人によって違うのは当たり前だが、
自分の体を維持するためにどれくらいの食費をかけているか、
考えてほしい。......

コンサルティングでも、
複数のコンサルタントを雇っている会社の仕事はしないことにしている

参謀が戦略やアイデアを授けても、
それを速やかに実行に移せる大将というのは、
実はそうはいない

仕えた大将をヒーローにするのが参謀の仕事だと私は考えている

コンサルタントも商売だから、
嫌われたり、
失敗して切られるのは怖い。
だから、
クライアントの好みを先に聞き出して、
それに合わせるような戦略を提言したり、......

企業経営を取り巻く環境の変化は激しく、
手をこまねいていると気が付いたときには危機的な状況ということにもなりかねない

大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本の経営コンサルタント、起業家。マサチューセッツ工科大学博士。マッキンゼー日本支社長を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任。