名言大学
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人物

ロスで勝った後、
おやじ（伝一郎さん）に言われた。
「天狗になるな。
金メダルと言っても、
お前は日本の２番なんだ」

斉藤仁

日本柔道のためにとかは考えていなかった。
ただ、
上村先生を男にしたいと。
３年間を支えてくれた人たちのためにと

斉藤仁

（鈴木桂治に対して）柔道は重い方が顔なんだ。
お前はその重責を担っている。
やりがいがあるだろう？

斉藤仁

無の心境で、
今までやってきたことを出しきろうと思った

斉藤仁

稽古、
行け

斉藤仁

100％稽古できないやつは、
試合に出る資格はない

斉藤仁

もし８５年の全日本選手権で山下先輩に勝っていたら、
柔道はやめていた。
負けたからこそ、
大きな財産が得られた

斉藤仁

リハビリ病院のみんなから、
絶対やり直すんだっていう執念を見せてもらって、
自分の弱い気持ちと戦う決心がついたんだよね

斉藤仁

自分の日常ってなんだろう、
生きている証ってなんだろうって考えたら、
やっぱりそれは大観衆の前でプレッシャーを感じながら青畳に上がることだって気づいたんです。
そこで腹が決まった

斉藤仁

怪我との戦いは、
自分との戦いなんですね。
早く試合に出たいという焦りもあって、
なんで俺が怪我するんだなんて思ってたんだけど、
今思えばそういうふうに考えた時点で自分に負けてるんだよね

斉藤仁

偉大な先輩に追いつけ追い越せっていう気持ちでやってきたことが、
僕にとってとても大きな財産になった。
世界で戦うときも山下先輩といつも一緒でね、
山下先輩は必ず優勝するから、
自分も優勝しなきゃ差が開いちゃうという気持ちがあって。
必死で山下先輩と向き合っているうちに、......

斉藤仁

（山下とは）結局7回やったけど7回とも勝てなかった

斉藤仁

俺は山下2世じゃない、
俺は斉藤だという気持ちが出てきましてね。
それから山下先輩を倒すことが目標になって

斉藤仁

試合の中で一度だけ山下先輩の大内刈りを返すことができて。
そしたら、
次の日の新聞で、
山下先輩の連覇が書かれている紙面の端のほうに、
「山下2世現る！」って

斉藤仁

山下先輩がいたから今の僕があるんですね

斉藤仁

「重量級に斉藤あり」なんて言われていたから僕も少し天狗になっていてね

斉藤仁

柔道に本当に真剣になれたのは、
やっぱり国士舘に入れたからでしょうね

斉藤仁

『柔道入門』という本がコーチの代わりでね。
それこそ暗記するくらい読み込んで

斉藤仁

どうしても柔道がやりたいと言っていたら、
（父が）「じゃあお前、
死ぬまで柔道できるんか？
」って。
「死ぬまでやります」としか言えなかった

斉藤仁

僕は神様はその人の手が届くくらいの試練しか与えないんじゃないかと思っていて

斉藤仁

僕はその頃（小学生の頃）、
みんなからデブだとかってバカにされてたんだけど、
柔道をやれば他の人ができないようなこともできるようになるんじゃないかって思ったんです

斉藤仁

2度目の金メダルの原動力はみんなへの感謝

斉藤仁

自分に寄って来る人の多くは、
俺じゃなくて、
金メダルに対して来てるんだ。
勘違いしちゃいかんと思った

斉藤仁

自分のために戦うパワーというのは、
まだまだ弱いんだと思う

斉藤仁

自分との闘い。
いちばんの敵は己の心ひとつ

斉藤仁

みんなから、
それこそ逃げるところがなくなるくらい応援してもらったから、
ボロボロの体でも戦い切ることができた

斉藤仁

チャンピオンは勝者だが、
チャンピオンだけが勝者ではない。
3,4年の部活動の中で自分の力を出し切る努力を成し遂げた人もまた勝者。
たとえレギュラーになれなくても、
柔道をやっていて良かったと思える修行の仕方をして貰いたい

斉藤仁

（オリンピックの金メダルを獲得しながらも全日本選手権の決勝では2年続けて山下に敗れていたことから）エベレストには登ったのに富士山には登っていない

斉藤仁

逆境や難題に直面したときに、
それを自分の力で解決していくことが大切

斉藤仁

「4年後は俺がやってやる！」という強い意志を持った選手に出てきてほしいですね

斉藤仁

高校時代の監督さんが言ってくれた言葉で、
「剛毅木訥（ごうきぼくとつ）」というのがあって、
僕はこれを座右の銘にしていましてね。
「柔道だけ強くなってもダメだ。
社会的に強くならないといけない。
だから不屈の意志と根性を持て」って。......

斉藤仁

今まで柔道から学ばせていただいたことを柔道界に還元するのは当然

斉藤仁

自分の人生には、
3つの金メダルがあると思っているんです。
1つは柔道選手としてもらった金メダル。
2つ目は指導者として教え子が獲ってくれた金メダル。
で、
3つ目はこれからなんだけど、......

斉藤仁

僕も、
まだまだ発展途上の人間だから挑戦を続けている真っ最中ですけど

斉藤仁

当たり前のことを当たり前に継続していくことが本当に大事なんだよね

斉藤仁

絶対に成せば成るという気持ちで、
最後まで踏ん張り切らないと

斉藤仁

山下先輩との戦いにしても、
怪我にしても、
たぶんみんな神様が与えた試練だったと思うんです

斉藤仁
斉藤仁

斉藤 仁 （さいとう ひとし、1961年1月2日 - 2015年1月20日）は、青森県青森市出身の日本の柔道家。ロサンゼルス五輪およびソウル五輪の柔道男子95kg超級金メダリスト。国士舘大学体育学部教授、同大学柔道部監督、全日本代表監督を務めた。段位は講道館9段。

#オリンピック #柔道・剣道