名言大学

ハッキリいうてやるけん。
ワレ、
いいかげんにマジメにならんとアカンわな。
何をうじゃうじゃしとるんじゃあ。
男じゃけんのう

男心いうんは、
そういう純なもんでね。
この純な心いうもんを、
いまの世の中は忘れているわなぁ

暴力映画に出てきた私が言うのもなんですが、
命を賭けて戦争に反対しましょう

こんなもここらで男にならんと、
もう舞台は回ってこんど

土そのものが、
土を育てる。
土に何を与えるかが重要

(若山富三郎について)殴られたり散々されたけど、
俺はやはりあの人が好きだった

(三船敏郎について)富士山のような存在

昔は任侠映画を観るとなりゃあ酒は付き物でね。
オレなんかも鶴さん(鶴田浩二)や健さんの映画というと、
一升瓶とはいかなかったが、
四合瓶を持参してね。
ラッパ飲みしながら見とったわな

大酒飲みか!いいじゃないの。
酒癖が悪い?
そんなことは他人が勝手に決めつけることでね

酒をはじめて口にしたのは中学1、
2年のときだから酒歴45年

考えてみりゃあ人間なんか生きていること自体がバクチのようなもん

大昔はだいぶ府中(競馬場)に足を運んでた。
20代のころだったが、
スッカラカンになるまでやってしまいには電車賃も使っちまって交番に行ってね。
サイフを落としたとウソついて電車賃を借りたこともあったよ

チャールズ・ブロンソンとか亡くなったスティーブ・マックイーンなんか、
大スターになったのは中年になってだからね。
オレとおんなじだよ

人間、
急いでおったらあんまりいいことない。
足元見てマイペースを守っておったら、
蹴躓くこともないわな

日本人の悪い癖だな。
何でもかんでも急いでいる

オレもぐうたら人間でね、
本質は。
仕事のないときは家でゴロゴロしている。
たかだか人間、
気軽にやったほうがええわな

アベコベだわな、
いまの日本の政界は

総理大臣の選び方から変えなきゃダメだろうよ。
オレは、
大統領を決めるアメリカ式がいいと思うわな

くだらんな、
政治の世界は。
どうひいき目に見ても、
ありゃあ、
茶番劇にしか見えんわな

外車に乗りたいといったくだらん夢は捨てたほうがいい。
ひとつのステータスシンボルかもしれんが、
オレは欲しがらんわ。
タクシーに乗るのも嫌だしね

任侠映画を見るのにコーラにポテトチップじゃ話にならんな。
酒を飲んでスルメをしゃぶって見なきゃ気分も出んよ

ヘンクツや異端者と呼ばれてもいいじゃないか。
変わり者の生き方の方が面白いよ

今の世の中は人間をテレビ画面くらいの小さな枠に収めようとする。
俺たちが生きてきた映画の枠は大きなスクリーンだったから、
誰でも受け入れた

スネに傷を持たない人間なんていないじゃないか。
どこかで間違いのひとつやふたつ犯している。
真っ白な無謬な人間なんていない

本来、
人の命を養うための営みが、
利益や効率を追い求めて、
いつの間にか商業や工業のようになってしまった

戦後の日本はすべてがモノとカネに結びついてきた。
そこが変わらないとな

アメリカにも、
良心厚い人々はいます。
中国にもいる。
韓国にもいる。
その良心ある人々は、
国が違えど同じ人間だ

沖縄の風土も、
本土の風土も、
海も山も空気も風も、
すべて国家のものではありません。
そこに住んでいる人たちのものです

政治の役割はふたつあります。
一つは、
国民を飢えさせないこと、
安全な食べ物を食べさせること。
もう一つは、
これが最も大事です。......

昔に比べりゃゼニもあるけど、
変わらず安酒かっくらって、
『さみしい‥‥』とつぶやき、
女の子の歓心を買おうとするが、
飲み様、
口説き様が卑しいせいで、......

カタギの世界の人間のほうが乱れているな

菅原 文太(すがわら ぶんた、1933年〈昭和8年〉8月16日 - 2014年〈平成26年〉11月28日)は、日本の俳優、声優、ラジオパーソナリティ・農業従事者である。