今日行くをおくり、子孫兄弟によく挨拶して、娑婆の御暇申すがよし

厠を山と言う呼ぶのは、山には草木（臭き）が絶えぬから

タチンコンメ(ぐずぐずせず、いますぐやる)

学問を志した以上、大いに学問に励むべきだ。農業に就くなら豪農に、商業に入るなら大商人になりたまえ。学生は小さな安定に満足してはならない。粗衣、粗食、寒暑に耐え、米をまき、薪を割り、それでも学問はできるのである。

ふるさとの　こし地は遠し　はりま山　すめる月こそ　かはらざらまし

サウ（そう）、人が高い処（ところ）処といふならば、己は一番、低い所を取って見せようか

光秀の天命が尽きれば、大利を得て、思いのままに国をもらい、この播磨の城に帰ることはない

勉、つとめるというのは、自己の力を出し尽し、目的を達成するまではどこまでも続けるという意味合いを含んだ文字である

常は銭金の及ぶ処にあらず

民を安ずるは恩威にあり。無恩の威と無威の恩は、二つながら無益、基本は公と明とにあり。公けなれば人怨まず、明らかなれば人欺かず、この心を以て、善と悪とを見分け、賞と罰とを行ふときは、何事かならざるなし。有才の人、徳なければ人服さず、有徳者も才なければ事立たず

人材こそが強固な守りになる。情けは人の心をつなぐ事が出来る。しかし仇が多ければ結局は国を滅ぼす事になる

戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が