福岡は女房の出身地。本当に験のいい場所。水が合ってる

（プロレス時代）相撲では足より上が土俵（地面）に付くと負けになってしまうから、どうしても背中をマットに付けることに抵抗があった

ほそーい平均台の上に立っているような気分で。これ後ろ下がるか、左右にも動けないな、立ち止まることもできないから前に進んでいこうと。それには出場して、戦って、勝った負けたは別にして、いこうと。その気持ちだけでしたね

稽古は連続で何番もとって、苦しくなってからが勝負。休み休みやっても力はつかない

土俵の上が本当に魅力的な場になるためは、あべこべに聞こえるかもしれませんが、どれだけ土俵の外で相撲道の在り方を体現できているかが重要なんです

多くの人に相撲＝国技と思って頂いているかと思いますが、実際のところ相撲は国技として認定されている競技ではないんですよ。ただ、相撲というのは神道の神事の一つで、その教えを汲んでいるのが相撲道です。古代より、慈しみを重んじる『大和心』を持つ日本人は、相撲道という、礼に始まり礼に終わる、目上の方を大事にする、きちんと挨拶をするなどが一般家庭でごく当たり前に行われていて、それを体型立ててすることなんです

｢裸になったので、また裸で出直します

みんな仲間でしたよ。全日本の選手はみんな横綱！って言って可愛がってくれる

本当は、昔のことは話したくありません。力士生活は二十七年前に終わり、親方として新たに出発したわけですから。偉業を成し遂げたのをいいことに過去の遺産にあぐらをかいている人、よくいますよね。ああいうふうにはなりたくないんです

相撲の場合、何トンもの当たりの比重がありますから、怪我だけは気をつけないと。そこに関しては、教えるほうとしても危機感を持っています

ダーティーな相撲界でなく、ハッピーな相撲界にしたい。古き良きを知った上で、新しきを取り入れていく

その日集中して出し切るしかない