巨人、大勝、卵焼きといわれているのは知っている。1つだけ抜けるのは申し訳ないが、しかしもう限界だ。いつまでも横綱はやれない

やっぱり、ちょっとした事で（体格面を）補っていかないと

スイッチの入れ方、切り方・・、それが分かるようになったら、もっと伸びしろあるんじゃないかな

自分さえいい思いをすればいいというのは苦手です。「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますが、相撲界には残しておきたい言葉です。相撲界は地位が上の者から食べますが、私の部屋では兄弟子たちに一番弱い立場の後輩に目を配れと言っています。体をつくらなければいけないわけですから

真剣勝負は真剣な稽古からしか生まれない

今の日本は核家族化が進んでいますが、相撲部屋には昔ながらの大家族が根づいています。後援会の方々が祖父母、師匠と女将（おかみ）が両親、兄弟子と弟弟子が兄弟です。よくできてますよ

給料がもらえるのも十両からだし、化粧まわしが作れるのもそう。人生が大逆転しますからね。昔、貧乏人が大富豪になる『大逆転』っていう映画がありましたが、まさにあんな感じ（笑）。とにかくメジャーに上がれるか、マイナーのままかという攻防戦ですから、みんな死に物狂いですよ

３年先の稽古をする。５年、１０年先のことを考えて辛抱すること

僕は、将来大相撲の最高位「横綱」 になりたいです（卒業文集）

プロの世界は言葉より目で覚えろ！と言われます。そういう意味でも師弟が寝食を共にし、常に手本となる者が近くに居る相撲部屋のようなシステムは素晴らしいと思います

兄弟であって、兄弟以上の存在。語らなくても、目が合えば分かる唯一の仲です

最後は気持ちというか腹に決めて、自分を信じてあげる