あるアメリカのゴルフのプロの勝負観に、「練習の力倆が本番で出ないのは勝負にとらわれすぎるからだ。今日のスコアは一万年も前からきまっているんだと思ってやってみたまえ」という意味のことがあると、人に聞いたことがある。この運命論的な考え方も大切なことだと思う

大事な決断は林のように

どんなにがんばっても届かない。誰より好きでも報われない。それは珍しいことでもなんでもない。それでも好きだからがんばって練習して、そうして勝った時はこれ以上ないくらい嬉しい。人の努力を否定してしまうキミには絶対負けたくない

あなたの希望は、あなたの心に宿っている。あなたの心のままに、希望の光は輝く。あとは、あなたが努力するだけだ。

会計学者や経営者は「純利益」という言葉を使うが、企業経営ではそんな言葉を使ってはいけない。「フューチャー・コスト（未来費用）」と呼ぶべきだ。企業というのは、リスクを負うために失敗することもある、そのときのために未来のコストを留保してあるのであって、利益の蓄積ではないのだ

忍耐――美徳に見せかけた小さな絶望。

セブンイレブンを作った時も、銀行を始めた時も、業界内やマスコミから総スカンを食った。うまくいくなんて誰も言わなかった。でも私はそれをやってきた。人間は自分の頭の外のことは「無理」と思いがちだ。だが重要なのは世の中の矛盾に気づき、その壁に向かって挑戦できるかだ。成功体験にすがらなければ、人口減も成長の糧になる。それ以外の細かなやり方については、次のリーダーが私と違う手法でも構わない

みんな競争に夢中になって、「負けまい、負けまい」と懸命に働く。会社のためにエネルギーの８０％も使ってしまう。どうしてそんなに競争に勝つことばかり求めたがるのかな？恐らくレールから外れるのが「怖い」からだね。でも、そんな生活を続けていると、肉体的にも精神的にも疲れる。５０代、６０代になれば、「空っぽ」の人生になってしまうんだよ

自分のためだけに心の狭い楽しみを、ひたすら追い求めた結果訪れる幸福は、次元の低い幸福だけである。広い考え方を持ち、自分ばかりでなく、世の中の他の人々にも関心を示してはじめて、大いなるものと歩調を共にするような、次元の高い幸福を手にすることができる

幸せを言葉で語ると幸せを減らしてしまう

データで失敗しやすいのは、例えば外のスライダーが弱いバッターがいると、そればかりが頭に入って欠点以外を長所のように思ってしまうこと

すべての成功、すべての巨富は、まずアイデアから始まる