仮初にも人に振舞候は、料理第一の事なり。何にても、其の主の勝手に入らずば、悪しき料理など出して、差当り虫気などあらば、気遣い千万ならん

学問に精を入れよ。兵法の書物を読み、忠孝の心がけを持つことが肝要だ。詩や連歌や和歌などをみだりに作ったり読んだりしてはならない。心の中に華奢で風流な手弱いことばかりをかけていたならば、いかにも女のようになよなよしくなってしまうものだ。武士の家に生まれたからには、太刀や刀をとって死ぬことこそ本当の道である

蒸気となり雲となり雨となり雪と変じヒョウと化し凝っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり

勉、つとめるというのは、自己の力を出し尽し、目的を達成するまではどこまでも続けるという意味合いを含んだ文字である

及ばざるは過ぎたるより勝れり

下宿はお止め下さい。私も家康公の御首を何度か狙ったことがございます

戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が

内治を整え、民産を興す即ち建設の時期で、私はこの時まで内務の職に尽くしたい

上一人の気持ちは、下万人に通ずる

立身行道は孝の終わりと申す教えにても相守りたく

昔時の名将は、暑日に扇をとらず、寒日に衣をかさねず、雨の日に笠を用いずして、士卒への礼とす

兵法は人をきるとばかりおもふは、ひがごと也。人をきるにはあらず、悪をころす也