手向かいいたすにおいては、容赦なく斬り捨てる

人を殺す刀、かえってすなわち人を活かす剣なりとは、それ乱れたる世には、ゆえなき者多く死するなり。乱れたる世を治める為に、殺人刀を用いて、己に治まる時は、殺人刀すなわち活人剣ならずや

吾は先生の作用を学ばんと欲するもの、区々、経を質し、文を問はんとするにはあらず

大将というものはな、家臣から敬われているようで、たえず落ち度を探されており、恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものよ

戦いは四十歳以前は勝つように、四十歳からは負けないようにすることだ。ただし二十歳前後は、自分より小身の敵に対して、負けなければよい。勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である

人は、生まれながらに、貴賤貧富の別なし。ただ、良く学ぶ者は、貴人となり、富人となり、そして、無学なる者は、貧人となり、下人となる

合戦では敵軍の勢いの盛衰を知り、敵軍の心理状態を知り、その場の状況に応じ、敵の様子をよく観察して、自軍をいかにしかけるかを考え、この兵法の作戦によって確かに勝てるという自信を持って、先手の優位を知って戦うことが重要だ

心に迷いなき時は人を咎めず

大石一家は大腰抜けばかりで、僅かに我ら父と子と大石瀬左衛門が残るのみ。面目ない

（伊達正宗に向けて）今少し来るのが遅かったら、この首が危なかった

大多数の世間の人々が、平凡な一生を終るのは志が小さく、意志が弱いからだ

真田は日本一の兵 いにしへよりの物語にも これなき由