おおかた、人間という生き物は、良くなりたいと思っているが、それは、最良レベルではないし、四六時中というわけでもない。

私があたえることのできそうな影響はといえば、なによりもまず、私に刺激されて、じつにたくさんのガラクタが書かれ、もしかしたらそのガラクタが刺激となって、いいものが生まれることかもしれない。いつも私に許されている希望は、このうえなく間接的な影響をあたえることだけなのだろう

常に的(まと)は一つだ。

人生を最も偉大に使う使い方というのは、人生が終わってもまだ続くような何ものかのために、人生を使うことである

神の一撃を死すべき人間はかわせない。

医術は身体の病気を癒すものであり、他方、知恵は魂を激情から解放するものである

（世界と）正しく向き合う者にとって、世界は日々生まれ変わっている。

何かを主張をするのに権威を持ち出す人は全て、知性を使っているのではなく、ただ記憶力を使っているだけである

真の富は素晴らしいものである。というのは、それが力を意味し、閑暇を意味し、自由を意味するからである。

富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い

敵があなたを怖がらせる方法をよく観察すれば、敵がもっとも恐れていることを見つけることができる。

人間は笑い、かつ（また）泣く唯一の動物である。なぜなら人間は、あるがままの事実と、あるべきはずの事実との相違に心を打た・・