愛するとは、自分の幸せを相手の幸せに重ねることである

M理論が宇宙の究極的な理論だと考えていますが、まだ断片的な理解をしているに過ぎません。ジグソーパズルで言えば、端は埋めてしまったものの、まだ真ん中にぽっかりと穴が開いているといった状態です。もちろん、全体像を誤って捉えてしまっていることに気付く可能性もあります。予期せぬことも起こりますからね

数学は、絵画や音楽から得られる楽しさに似た楽しみを、数学通の者たちに与える。（中略）この喜びを十分に感じる特権は、選ば・・

（理論物理学の研究を続けて行けるのかと迷う若手研究者に言った言葉）君は原子の顕微鏡写真を見てドキドキするかい？ 私に答える必要はないが、自分の心に答えるんだ

ちょっと半分サプライズで、こんな名誉なことはない。これ以上の名誉はないと思っている。とりわけ、松下電器の研究所、名古屋大学、今、お世話になっている名城大学の皆さんの大きなサポートのおかげだ。この場を借りて、お礼を申し上げる

権威は尊敬に値しない

数学にとっては、考えを簡潔に表すことが、昔から、権威あるものとされた争う余地のない法則になっている。

物事をとことんまで突き詰めていると、勘の当たりが良くなるような気がします

苦労し、これなら大丈夫だと考えてやった実験が、何の役にも立たなかった時には、本当に心底がっかりする。自分の人生はこんな無駄な事の繰り返しで終わってしまうのかと、先行きに絶望してしまう。けれどもここで撤退していては、文字どおり何もできずに人生を終わってしまうのだ

心は思うがままに身体を引っ張る、ちょうど主人のない女が男を引っ張るように。

私は科学者の社会的責任という言葉はあまり好きじゃないんです。科学者であるがゆえに自動的に社会的責任が発生する、というようなニュアンスに受け取れるからです

こういう世相にあって，のんきな数学などは必要ないと思う方もあるかも知れません。しかし，数学というのは闇を照らす光なのであって，白昼にはいらないのですが，こういう世相には大いに必要となるのです