「言葉にしなくても愛は伝わるはず」　これは思い上がりというものです。

さまざまな対話の中で、最も重要でありながらなおざりにされるのは、自分との対話である。

良いことにも悪いことにも、自分に対して正直になるということは、勇気だ。

いかなる英雄も最後にはうんざりさせられる

我々は、自分の欠点を何か一つ克服するごとに、その分だけ高慢になっていく。

人生の意義は偽を憎み、真を愛することを学ぶにある。

いまの男の政治家は、うわべをつくろうのだけは好きだが、マジメ・律儀という根本の必要な部分は脱落欠落しているのが多い。（中略）政治こそ、女がやるに適した仕事であろう。

秘密を守り通せる人間はいない。口を堅く閉じれば、今度は指先がしゃべり出す。全身の毛穴から裏切りがにじみ出るのだ

恋愛は怠け者のビジネスであり、忙しい者の怠け仕事である。

小過を赦（ゆる）して賢才を挙ぐ。

ルッターにみられるような、確実性への強烈な追求は、純粋な信仰の表現ではなく、たえられない懐疑を克服しようとする要求に根ざしている。ルッター的な解決の仕方は、いまでも多くの人々にみられるもので、ただかれらは神学的な言葉で考えないだけである。すなわち、かれらは孤独となった自我を取り除くことによって、また個人の外にある圧倒的に強力な力の道具となってしまうことによって、確実性をみつけだしている

国家の価値は、結局国家を組織する人民の価値である