名言大学

43歳。
デビューして26年。
もっと何か、
面白いマンガを描きたいと思い続けています。
夢に終わるかもしれないけれど、
その夢が僕らを支えているのです

子どもの夢と願望はすべての人間の基本

「人気漫画」というのは、
読者の求めるものと、
まんが家が表そうとしているものとが、
幸運にも一致したものなのです

人間の頭脳というのは、
学習能力を持ったコンピューターのようなもので、
描けば描くほど、
それがひとつの方程式になって、
頭の中にインプットされていきます。
そのうちに、......

自分の中に面白さの素のようなものが溜まってきます。
それをどう効果的に読者に伝えるかというテクニックは、
また平凡ないい方になりますが、
これはもう、
ひたすら描くしかないのです。
描いて描いて、......

藤子・F・不二雄

旺盛な好奇心にものをいわせて、
外部からいろいろと取り入れるしかありません

藤子・F・不二雄

描くということははき出す行為ですから、
それだけでは、
たちまちのうちにスッカラカンになってしまいます。
かく一方で、
摂取する、
つまり、......

人気の高い漫画があれば、
それを読んでみましょう。
わかってもわからなくても、
それが現在、
自分にとってつまらないからといって否定するのではなくて、
どういう所に人気があるのかと、......

遊びを通して学ぶことが、
むしろ、
本当に身になる勉強法ではないかと思います

この二つの力(遠心力と求心力)というのは矛盾するわけで、
なかなか一人の人間の中に共存するのが難しいと思うのですが、
ぼくの投稿時代をふりかえってみると、
切実な問題でした。
とにかく不安定で、
自信と劣等感の間をゆれ動いていたのです

自信と劣等感とは、
矛盾したパワー、
エネルギーです。
しかし、
この両方を一人の心の中にバランスよく持ち続けていくということは、
漫画のみならず、......

ペン先ひとつで絵柄も変わってくる。
なん本も線を引いて、
自分の絵柄に合ったものを選ぶこと

藤子・F・不二雄

何事も諦めずに、
ねばり強くやっていくことが必要です。
わかってもらえないと嘆くより、
わかってもらうための努力をしなければなりません

漫画家は、
自分の頭の中で作りあげたフィクションの世界を、
紙面にうつしかえて読者に伝え、
その共感をえたいと思って一生懸命にまんがをかきます。
読者を喜ばせたい、
楽しませたい、......

「漫画を」というものを分解してみると、
結局は小さな断片の寄せ集めなのです

藤子・F・不二雄

まんが家の体質(個性)というか、
からだ全体からにじみ出た結果としての作品が、
読者の求めるものにあった時こそ、
それが「人気漫画」となるわけです

普通の子に、
ドラえもんがやってきたら、
超能力を得たら、
という、
読者のみなさんがいつも夢見ていることを、
かわりに演じさせているのです。......

四十歳を過ぎると、
今までの経験などが武器になってくれても、
アイディアの出方などは衰えてきます

藤子・F・不二雄

ぼくの経験では、
二十代から三十代あたりが一番油の乗り切った時期で、
次から次へとアイディアが出てきました。
プロ作家になった初めのうちは、
描きたい漫画とか、
その材料を手帳にメモしておいても、......

藤子・F・不二雄

漫画を描くということは、
一言でいえば「再生産」ということになります。
かつてあった文化遺産の再生を、
漫画という形でおこなっているのが「漫画家」なのです。
どんどん取り込んで、
どんどんはき出していくという、......

藤子・F・不二雄

「漫画」にムダは禁物!「漫画」のアイディア(案)についても、
絵についても、
このことはいえます。
ムダの多い「まんが」は、
ポイントがどこにあるのか、
さっぱりわからない

藤子・F・不二雄

人気がある漫画をということは、
大勢の読者が喜んで読んでくれたということです。
つまり、
その漫画の描き手と読者との間に、
共感を持つ部分がたくさんあったということなのです

藤子・F・不二雄

遠い少年の日の記憶を呼び起こし、
体験した事、
考えた事、
喜び悲しみ悩みなど・・。
それを核とし、
肉づけし、......

面白い漫画を描くコツは、
まず作者自身にとっておもしろい作品をかくことです

漫画を描く時だけでなく、
ものを作る時には省略ということが何よりも大切です。
コマのテンポが悪ければ、
読者はすぐにも読みあきてしまうものです

のび太にも良い所が1つだけある。
それは彼は反省するんです

藤子・F・不二雄

ドラマは常に対立するものの間に生まれます。
なぜ対立が生じたか、
どうすれば対立が解消するのか-そこに悲劇も、
そして喜劇も生まれてくるのです

藤子・F・不二雄

(藤本家の子供たちに)最低、
身に着けてほしいのは硬直しない柔軟な考え方です。
一面にしか物事を見られない。
そんな人間だけにはなってほしくない。
そのための一つの方法として、
乱読させています。......

あらゆるストーリーはこのクライマックスを頂点に構築されているといってよいでしょう。
クライマックスの出来栄えに作品の成功、
不成功がかかっています

ぼくのアイディアメモには、
ちょっとした思いつきが、
そのまま書き留めてあります。
ぼくは、
それをタネとよんでいます。
植物のタネは、......

藤子・F・不二雄

「これだ!」というアイディアは、
なかなか出ません。
ノートには、
形をなさない断片ばかりたまっていく。
第一回の締切日が迫ります。
プロローグに使えそうな断片をノートから探し、......

藤子・F・不二雄

のび太は、
私自身なんです

藤子・F・不二雄

本当に普通の人であったのでは、
漫画なんてものは描けません。
プラスアルファ――なにか自分だけの世界を、
ひとつは持っているべきである。
それは、
必ずしもまんがに直結したものでなくてもいいのです。......

人気漫画を、
どうやって描いたらいいか。
そんなことが一言で言えたら苦労はしない

藤子・F・不二雄

わたしは出身が幼児漫画ですから、
徹底的に「セリフは簡潔でわかりやすく」と仕込まれたんです。
大人向けに描いている時でも、
ついわかりやすく底の底まで手の内をさらしちゃう

藤子・F・不二雄

まんがに限らず何か創作する人というのは、
自分の中に何かを表現したい、
自分以外の人に向かって訴えたいものを自分の中に持っているかどうかが一番大切なことだと思うんです

物を作るというのは、
その人の個性を100パーセント発揮させないとうまくいかないんです

藤子・F・不二雄

可能な限り過去の忠実な再現を見たい。
つまり、
タイムマシンで本物の過去の世界を目の当たりに観たいというのが僕の究極の夢なのです

体温を感じさせるような人物を創っていきたい

藤子・F・不二雄

大勢の一人ひとりに、
自分が考えたストーリーを説明するのは不可能なのです。
大勢の読者に公平に伝わる、
わかりやすいものを描いてこそ、
はじめて「人気」を得られる道ができるといってよいでしょう

藤子・F・不二雄

人間はなんらかのトラブルにぶつかって、
いろいろ悩みながら切り抜けていくことで成長していく。
それが大多数の人生のあり方ですよね

子供のころ、
ぼくは「のび太」でした

藤子・F・不二雄

藤子・F・不二雄(ふじこ・エフ・ふじお、1933年〈昭和8年〉12月1日 - 1996年〈平成8年〉9月23日。「F」とは「藤本(フジモト)」の頭文字を意味する。