名言大学

音楽の勉強には終わりがありません

古今東西の天才音楽家たちの作品は、
どれも緻密な計算によって作られていたのだ。
という事実を知ってショックを受けると同時に、
だからこそ素晴らしい感動を、
私たちに与えてくれるのだと感激しました

指揮者は唯一楽器を持たない演奏者

表面だけではなく、
骨がどういう関節の動きをしているのか、
そういう勉強の仕方をしたかった

作曲の練習をすると言っても、
自分が作曲をしていく前に、
歴史上の偉大な作曲家たちのことを研究していくわけですね。
その作業が私には必要だと思ったので、
作曲科に入学したんです

指揮者というのは現場監督で、
作曲者というのは建築の設計図を書いた人

なぜ指揮者は、
何十段にも渡る楽譜をいとも簡単に読んで、
バランスを考え、
なんの意図を持ってそれをやっているのかというのが不思議だった

楽譜に描かれた音符で自分だけの世界を作っていくことって大きなことじゃないですか

(指揮者について)色んなコンサートを観に行って、
「全ての音を出している人だな」って感じたときに、
素晴らしい仕事だなとわかりました

最初は指揮者を見て、
「何をやってるのかな?
」っていう感じだったんですよ。
なりたいと思う前に「不思議だな」って思ったのが最初ですね

音譜にはそれぞれ作曲家の思いが表現されているんです

私にとって、
作曲家の作品は聖書みたいなもの

指揮者はどういう演奏を引き出したいか、
誰よりも楽譜を読んで、
イメージトレーニングしなければならない

一番難しいのは曲の奥行き感です

オペラの場合、
歌詞が頭に入ってないと振れないんですよ。
音楽と歌詞の関連性は絶対に必要になってくるところですから

現場ばかりやってればいいのかって言えば、
そうでもないんです。
私にはここが足りていないことっていうのを、
即行動で体験していくようなシチュエーションに自分を持っていきましたね。
頭でわかってても身体でできなかったら指揮者としては無理なので

指揮っていうのは、
頭の中だけでは人を動かせない

自分の中では方程式が決まっていて、
ここを外して、
どこに行くんだろうという考えがあって。
それは自分の中では頑なに貫きましたね

10代でも「この子は凄い!」っていう人がいるわけじゃないですか。
日本だと義務教育の途中だったりするけど、
バレエ学校に通っていたりしますよね。
そういう人たちが、
プロに混ざって踊るチャンスを作るとか、
そういうことも考えているんです

私は三歳のときに初めてクラシックバレエを見て感動したことが今につながっているんですね

クリエイティブの喜びがあって、
本当の意味では一人では味わえない喜びというのもあるんですよ。
異業種の人たちの発想を一つにして、
お互いに感化しあって、
また新しいアイデアが出てくるかもしれない。
未来の可能性というのは、......

今までは、
「この曲で指揮してくれますか?
」と言われてイエスかノーで応えて来ましたが、
私がやりたい曲の指揮をするんじゃなくて、
「今、
この曲をやるべきだと思うんですけどどうですか?......

なぜ今この公演をやるかっていうこと。
選曲の段階から、
なぜこれをやるかっていうのが必要。
「だから、
この曲をやるんです!」という動機を自分の一つのメニューとして打ち出して行くのがすごく大事

経験値の中で得た何かがあるわけで、
それは解体したところでなくならないし、
「こうなんです!」って凝り固まるほうが危険

私は「レパートリー」という言葉があまり好きではなくて。
「これなら相当振ってるから大丈夫ですよ」っていう言い方も好きじゃない

本番前とか、
何か作品に取り組み始めたときというのは非常にネガティブになります。
でも、
現場に入ったときにネガティブな指揮者って嫌でしょう?
(笑)だから、
現場に入るまでには自分の中で覚悟を決める。......

自分の目的とは違うところで弱る自分が嫌

学校に行くのに足が重いときや、
日本に帰りたいって思うときは、
自分に問いかけるんですよ。
「ここに自分で来たいと思って来てるよね?
」って。
自分で選んで来たよねって

本当に経験ゼロの場合は、
「できません」って言いますが