名言大学

1ゲームの中では相手のいいところも出てくるが、
タイブレークは1ポイント1ポイント(の勝負)。
相手の方がミスも多いし、
自分から攻めていく自信もあった

タイブレークになれば取れる自信があった

その試合は負けたんですけど、
試合後のインタビューでメディアの方に「東京に決まりました」と聞いて、
すごくびっくりしましたね

新たなプレースタイルに取り組んでいる

家で見ていたら、
きっとじっくり考えてどうしようかなと思っていたと思うんですけど、
本当に試合が終わった直後だったので、
その流れで自然と「じゃあ2020年もやっているんだろうな」「2020年のパラリンピックの大きな舞台に立てていたらいいな」って想像しましたね

ちょうど(2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に)決まった時は、
全米オープンの準決勝で試合中だったんです。
試合前にニュースでちょこちょこ見ながら、
試合に入って

なにしとんねん!今の、
ちゃうやろ!

今年1年間グランドスラム全部通して出場し、
ここまでの成績を残すことが出来たのですごく自信になりましたし、
来年にもっともっと続けていきたいと思います

今日の試合(シングルス決勝)は全体を含めてここ最近1番いい試合が出来たと思えたのですごく嬉しいです

(同会場で男子シングルス決勝戦に挑む錦織選手に対し)日本人初という歴史に残る年に自分も優勝することができてとても嬉しいです。
残念ながら現地では観戦できないですが、
帰りの飛行機から応援しています!

今年の成績に満足せず更に自身を高めて行きたいと思います

来年は全豪シングルスのタイトル獲得と今まで獲得したタイトルをディフェンドできるようにしたいです

シングルス決勝では今大会中の中で一番調子が良く、
前回の全仏オープンとは違って納得のいく試合ができたと思います

ダブルスでは優勝が決まった瞬間嬉しさのあまり自然と叫んでしまいました

まだまだ先がある

(世界ランク1位について)自分のプレーの結果なので、
もちろんうれしいですが、
あまり意識はしていません

カモン!

2014年は、
錦織圭選手のおかげでテニスの人口が増えましたよね

車いすテニスで言うと、
これから始めようとする人の受け入れ体制ですかね。
そこは他の競技でも抱えている問題のひとつかなと思います

バスケの現役を退いたらテニスに行こうかなっていう方が結構多かったんですね。
私の周りは特に。
なので、
そういったつながりでテニスを始めました

テニスとバスケって両立されている人が多いんです。
イメージなんですけど、
バスケは激しいスポーツなので、
やっぱりテニスより競技寿命が短いようで、
テニスは遊びでもできるし、
みたいな感じで

4歳離れた姉がいるんですが、
姉が部活動で軟式テニス部に入ったのがひとつの理由です。
姉の真似をずっとしてきていたので

でも、
初めて行った時から良くしていただいて、
「どんどん入ったらいいよ」って。
チームの大事な練習時間なのに自分にボールを回してくれたり、
「じゃあシュートしてみようか」と声をかけてくださって、
その時に「面白くないな」って感じていたら、......

10歳の女の子が、
若くても20代後半の男性選手ばかりで、
強面の選手の中に入るのは、
なかなか勇気がいりました

でも、
体育館には怖い人がいるから絶対に行けないと思っていたので、
当時はリハビリにしか行ってなかったんです(笑)

「(地元の)神戸にもこういうチームがあるよ」と、
紹介していただいて。
そのチームが活動している体育館は、
私が小さい頃にリハビリに行っていた病院の隣の体育館だったんです

車椅子バスケを知ったのは、
インターネットで母が広島のバスケットのボランティアをされている方と知り合ったのがきっかけです

私の場合は本当に特殊だと思うんですけど、
すごく環境に恵まれていたなと思います

これまでよりはかなり窓口も増えて、
できる環境も増えたと思うんですけど、
まだテニスに比べて、
普通に車いすテニスをしたいって言っても、
パッとできるような感じではないと思いますね

今は始めたい、
やりたいっていう本人や、
そのご家族の方の強い思いから、
「こんなところないですか?
 あんなところないですか?
」っていくつかまわって、......

全部の(障がい者スポーツ)競技が本当にそうなればいいなって思います

車いすテニスだけではなくて、
車椅子バスケ、
ウィルチェアーラグビーでも、
体育館に行ったらできるようになればいいなと思いますね

テニスをしたいと思った時に、
テニスができるっていうのと同じで、
車いすテニスをしたいと思った時に、
気軽に車いすテニスを始められる環境があるといいなって思います

障がいのある方だけじゃなくて、
健常者の方でも車いすに乗ってできる環境はあるんですけど、
そういうのを知ってる方がまだ少ないですよね

でも、
それでも、
その頃は、
パラリンピックを目指しているというわけではありませんでした

人と人とのつながりで練習場所を見つけることも、
素敵なことだと思うんですけど、
私みたいに競技じゃなくても、
気軽に「ちょっとやってみたい」とか、
そういう感覚でできるっていうことがより大事かなと思います

それが競技指向のテニスに変わったのは、
同じ車いすテニスクラブに所属している方で、
パラリンピックで活躍している方の競技映像を観てからでした。
同じ左利きの選手だったという共通点もり、
憧れの選手だったので、
「いいなあ」「格好いいな」と思って、......

私の場合、
最初は、
姉の真似をしてテニスをやりはじめただけでした。
その頃は、
「家族と一緒にテニスを楽しめたらいいな」「体を動かせて楽しいな」と思っていただけだったのです

(ギネス世界記録についての印象はどのようなものだったのでしょうか?
)「こんなん挑戦するがおるんやぁ」って、
テレビみて驚いてましたね

でも、
自分とはかけ離れた世界の話だと思っていて、
身近なものだと思っていなかったので、
今回、
自分が認定されると聞いたときは、
とてもビックリしましたし、......

『ギネス世界記録』の本は有名で色んなところで見聞きしたことはありましたし、
ギネス世界記録のニュースは、
テレビやネットニュースでよく流れてきていたので、
もちろん知っていました

予測力っていうものがすごく大事なので、
「次はここに打たせたいから、
そのためにこっちに行かせて」とか、
「こういう球を打たせるために、
自分がこういう球を打つ」っていう。
そういう、......

取れない範囲のボールっていうのは、
明らかに健常者のテニスより多いんですが、
いかにそれをカバーする力があるかっていうのと、
いかにそこに打つかですよね

錦織選手の試合を見るのと同じように、
「今のショットすごかったな」とか、
「今の車いすさばきすごかったな」とか、
本当にひとつの競技として自然に「すごいな」って思ってくれたら嬉しいです

(観客にはどんなふうに試合を見て欲しいですか?
)私は、
何か特別なものは特に求めないです

日本だからっていうのはもちろんあると思うんですけど、
すごく後押しにもなりますし、
パワーをもらえます

ロンドンパラが特別だったのは、
テニスが有名で、
パラリンピックの発祥の地のロンドンだから、
純粋に車いすテニスっていうものを見たくて来た人が多かったのかなって思います

普段は観客といっても身内が多くて、
身内を除くと本当に少ないんですよね

それでも車いすテニスの今までの大会に比べれば、
考えられないくらい入っていたんですけど、
いかに普段が少ないかですよね

もっと知って、
経験してもらえると、
自分の近くにいる障がいを持った子に、
「教えてあげよう」ってことにつながっていくと思うし、
障がいがあるから障がい者の協会に問い合わせるってことでなくていいのかなと思います