幾度か辛酸を経て、志、初めて堅し。丈夫は、玉砕に及んで、瓦全を愧じる

判断するときは皮肉を避けなければならない。精神のあらゆる性向のうちで、皮肉が最も聡明からは遠い。

鳴かぬなら殺してしまえホトトギス

コミュニケーションは、近づくことと離れることの両方ができることによって、円滑に行われる。

真に栄誉は川のようなもので、軽くて、膨らんだものは支えて持ち上げるが、重くて充実したもの下に沈んでしまう

取らんと欲する者は先ず与えよ。

外国というものを、ドシドシ若手の連中に目撃させねばいかぬとと思ったから、大いに遊学生を奨励したが、その結果として榎本（武揚）などが、いよいよオランダに渡航することになった。これから講武所師範役となり、また海軍奉行などとなった

人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もひ弱い葦にすぎない。しかし、それは考える葦である

不幸はどこか律儀なところがあって、たいていの場合、悪い予感を抱いている人間の上にふりかかることになっている

おお、人が一度死んでしまうと、亡き人への感謝の思いは何とすみやかに人の心から流れ去り、故人を裏切ることであろう。

金銭に対する欲は避くべし。富を愛するほどに狭量かつ卑しき精神はなし

悩みは無意識を誘発する。