勝ちを望めば逆上し措置を誤り、進退を失う。防御に尽くせば退縮の気が生じ乗ぜられる。だから俺はいつも、先ず勝敗の念を度外に置き虚心坦懐事変に対応した

良心に照らして少しもやましいところがなければ、何を悩むことがあろうか。何を恐れることがあろうか

四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ

人間は、自分がすでに自分の内にいだいている世界にしか気づかぬものである。

年を取った女性には３つの種類がある。第一は、あのやさしいおばあちゃん、第二は、あのばあさん、第三は、あの鬼ばばあ

学というものは進まざれば必ず退く。故に日に進み、月に漸（すす）み、ついに死すとも悔（く）ゆることなくして、始めて学というべし

宜しく先ず一事より一日より始むべし

家族の支えがなければ、大の大人だって、足もとから崩れていく思いをするだろう。

誤謬(ごびゅう)というものは、真理を余計含んでいれば、それだけ余計に危険である。

認識は信仰の報酬である。信じるために認識するのではなく、認識するために信じよ。

最初に多数の事実を集め、その後に理論を構築する。それこそが真の科学的方法である。

グローバル経済。ずっぽりと組み込まれて、いわゆる国民経済が成り立たなくなっている。経済というのは「経世済民」を略した言葉で、世を治めて民の苦しみを救うという意味だ。ところが、企業は株主利益を最優先にしたグローバルな市場でし烈な競争を強いられ、最大の関心は自社防衛、生き残りになった