分相応に大人しすぎると、誰からもこき使われる。木綿は敷物にするけれど、誰が枝を敷物にしようか。

どんな人間でも、何かの点で私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で

マゾヒズム的人間は、外部的権威であろうと、内面化された良心あるいは心理的強制であろうと、ともかくそれらを主人とすることによって、決断するということから解放される。すなわち自分の運命に最後的な責任をもつということから、どのような決定をなすべきかという疑惑からも解放される

「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関がある。第一は、「分かれ道」である。第二は、「行きどまり」であ・・

どんな人も他人の経験によって学び取るほど利口ではない

下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない

真実は、人が持っている最高のものである。

実相に観入して自然・自己一元の生を写す。これが歌の上の写生で、写生は決して単なる記述などではない。

取るに足らないことをするときほど、私たちはもっと試したくなる。それ故に、多くの発明が玩具として誕生したという事実がある。

私自身を窮境の中に支えてくれたのは道義心であり、自殺によって生命を絶たなかったのは、私の芸術ばかりではなく、この道義心のおかげでもある

賛成の数が多いからと言って、何一つ価値のある証拠にはならない

形見や写真にすがり、思い出に生きるのは幻想だ。夢の中で差し出された食物と同じで、栄養にはならない。そこにはいかなる成長・・