少年の頃の理想主義の中に、人間にとっての真理が潜んでいる。そして少年の頃の理想主義は、何ものにも換えることが出来ない人間の財産である

小さなことに熱中してしまう人は、大きなことができなくなる。

愛を恐れることは、人生を恐れることだ。人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ

オレは、（幕府）瓦解の際、日本国のことを思って徳川三百年の歴史も振り返らなかった

休息はよいことであるが、倦怠はその兄弟である

素晴らしい人生とは、愛に鼓舞され、知識に導かれた人生だ

美徳は我々が取る全行為の中で、各人の行動や年齢に相対する

人を退屈させる秘訣は、すべてを語ることである

藤田東湖は、俺は大嫌いだ。あれは多少学問もあり、議論も強く、また剣術も達者で、ひとかど役に立ちそうな男だったが、本当に国を思うという赤心（嘘偽りのない真心）がない。もしも東湖に赤心があったら、あのころ水戸は天下の御三家だ。直接に幕府へ申しいづればよいはずではないか。それに何ぞや、書生を大勢集めて騒ぎまわるとは実にけしからぬ男だ。俺はあんな流儀は大嫌いだ

友情のための最大の努力は、友人に我々の欠点を見せることではない。彼に彼の欠点を悟らせることだ。

主従や友達の間が不和になるのは、ワガママが原因だ

わたしは、真理のために受難するということほど偉大で美しいことを知らない