我を非として当う者は吾が師なり。

優しくあれるようになるのは、人生には不可能なこともある、とわかった年からである。自分でも他者でも、限界があることを知り・・

少年の頃の理想主義の中に、人間にとっての真理が潜んでいる。そして少年の頃の理想主義は、何ものにも換えることが出来ない人間の財産である

老齢は明らかに迅速なり。われらに必要以上に迅速に切迫す

文章は格闘技だと思う。書いているときは体もくたくたに疲れるけれど、全身で勝負しなければ、小手先では勝てないんです。

時に自分との闘いだったり、自分で自分を励ますことだったり、本の言葉の向こうに、つねにもう一人の自分を見いだしていくのが・・

およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし

持てる力を一点に集中させれば、必ず穴があく。

もともと言い表せることは明晰に言い表せる。そして語りえないことについては人は沈黙する

名声に打ち克つことのできる孤独者は滅多にいない。彼はほっと安堵の顔をあげた途端に打ちのめされる。

他の人に懺悔してしまうと、当人は自己の罪は忘れるが、たいてい相手の人はそれを忘れない

数学は確実さ、明白さに仕えるしもべである。