偉大な人間になろう、なろうという執念が、多くの人を世にもちっぽけな人間にしてしまう。

それまで書いた部分を読み返して見ると、われながら少しも面白く感じられないので、私の癖の熱病のような劣等感におそわれ、どうしても書きつづけられなくなってしまったのである

同じ比喩もそれを出発点とすれば誤りとなるし、それを到着点とすれば本当ともなる

自然界の秘密を解き明かすのに、人間の理性に頼っていては駄目だよ

幸福になりたいと思い、幸福になろうと努力を重ねること、これが幸福への一番の近道である

著者の死後、彼の日記を読むことは、彼からの長い手紙を受け取るようなものだ

一寸先は闇という　よくみれば　その闇は私の中にある　ときには　月ものぼるが

大きな椿の花を咲かせるには、どうすると思いますか？まだ、つぼみが小さいうちに、ひとつだけを残してみな摘んでしまうのです。そうすれば、大輪の花を咲かせることができるのです

大砲──国境を修正するのに用いられる道具。

ぼくがこれほど、あなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ

われわれが過去から受け継ぐものはペーソスで、未来に目指すべきはユーモア

僕はね、そういうのは、人が病気になることを応援しているような気がしてしょうがないのよ